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zoom RSS 「純情きらり」と戦時中、そして中国ドラマ

<<   作成日時 : 2006/08/11 13:34   >>

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わたしはテレビドラマをあまり見ない。どうしてもウソっぽい、と感じてしまうからか。それとも、あのゴチャゴチャする人間関係がわずらわしいと思うようになったからか。だから、NHKの大河ドラマも朝ドラも真剣に見ることはない。

ただ、朝の連続ドラマは朝ご飯の関係で、上さんが見る関係で、横目で付き合うことは多い。

いつものドラマのように、これでもかこれでもかと、人生の試練というのか、いろんなことが主人公たちにふりかかる。一番みたくないのは人間関係のいざこざなんだが、このドラマはそれ以外に時代が課してくる過酷な運命というものがある。

「一銭五厘」の赤紙で、若者が徴兵される、本当だったんだろうか。音楽や美術、戦争に関係しないものは許されない、本当だったんだろうか。ピアノの線まで金属として回収される、本当だったんだろうか。

最近はこのドラマの主人公に”純情”という形容がついている訳が、なんとなくわかりかけてはきたが、それでもやはり想像力の欠けるわたしとしては、それがわたしとどうかかわるのか、なんでそんなドラマを毎朝見ないといけないのか、とついどこかで思ってしまう。よくもまあ、NHKともあろうものが、こんな内容のドラマを放送するよ、となんとなくどこかで思ってしまう。1年前なら、この企画はなかったんじゃあないかと、どこかでちらっと思ってしまう。



ところで正真正銘の“似而非ジャパニーズ”としては、日本のテレビドラマを見ないくせに、中国の電視劇(テレビ・ドラマ)はスカパーテレビでよく見ている。日本の映画は見ないくせに、中国の電影(映画)が、例えば「LOVERS」とか「HERO」とか「PROMISE」とか「SPIRITS」とか、わざわざ出かけて見てきてしまう。(どうして、近ごろの中国映画の邦題は英語なんだろうか。どうしてそんなカモフラージュをするのだろうか。もうまったく同じ漢字文化圏ではなくなってしまったのだろうか。)


一体どうしてなんだろうか。

簡単に言うと、中国語の勉強のためだ。

中国の電視劇や電影は、中国で放映されるときも、北の人も南の人も理解できるように、ほとんどが字幕つきだ。だから、中国語を耳で聞き、字幕で意味を取るのに最適の教科書なのだ。




さて、そこでわたしめがいいたかっこと、それはこんなことだ。

中国の電視劇や電影にも、それが1930年代から40年代を題材としているなら、当然そこに日本人が出てくる。

日本で一般公開された上記の映画は金城武や真田広之や中村獅童が主役の1人として出演しているので、しかも中村獅童だけが日本人役で、特に真田広之なんかはみごとな中国語のセリフで中国武将という主役をこなし、さすが日本の一流俳優だと感心させられたので、これらは問題ないのだが、問題はやや安物のテレビドラマだ。

日本人が戦時中の日本人を演じても、わたしにはなんとなくウソっぽく感じることが多いのだけれど、まして中国人が下手な日本語で「バカヤロー」なんて演じたら、“似而非チャイニーズ”としては、大いに違和感を感じてしまう。

もし、あのドラマの主人公や場面設定が戦時中の中国人や朝鮮人の家庭を題材としているとしたら、そこに出てくる日本人はどんな態度で演じられるのだろうか。これも人や立場によってさまざまなのだろうけれども、あの「純情きらり」の組長さんみたいな人が出てきたら、日本のテレビでなら、そんなこともあろうかと思ってみてしまうが、これが中国や韓国のテレビドラマなら、おそらくは劇画化しすぎていると感じて、“日本人”であれば、大いに違和感を感じてしまうのではないだろうか。



好むと好まざるとにかかわらず、中国にかかわらざるをえない人は、こうした違和感から無縁ではいられまい。

日本では“嫌中”感がはびこり、ネットでもそうした意見が優勢だ。その裏返しで、向こうのネットをのぞくと、日本の弁護なんかする奴は”漢奸”(ハンジエン/売国奴)なんだ。たとえ現政権に不満をもつている人たちでも、日本に多少の好意を持っている人たちでも、日本の指導者の歴史観は詭弁だと感じる人たちが圧倒的だ。これからは日本人が気持ちよく中国で暮らすことはもっと難しくなってしまうのではないか。

日本はもう東アジアとは、当分の間、鎖国をする,そう腹をくくるべきか。精神的な鎖国はもうはじまっているのだから。



                                          (国籍不明の捨てネコ)

((蛇足))
日本人は中国人の蔑称として、「チャンころ」とか、「シナ人」とかいっていた。

一方、中国人は日本人の蔑称としては100年ほど前から、「日本鬼子」(リーベングイズ)とか、「小日本」(シヤオリーベン)とかいう。

どうして「鬼子」というのか。中国人に聞いたら、日本人は中国人が来てくれと頼みもしないのに、ずかずかと土足で中国の領土に入ってきたからだという。(でも、本当は日本人が来たことで、工業も発達してまともな社会に近づいたという説もあるようだが。)

また、どうして「小日本」というのか。

これはわたしの推測だが、中国人と日本人との身長差はあまりないのに、中国人は自分たちの方が大きいと思っているからでは。それに、国土が中国の26分の1程度のくせに、戦前のわが国はことあるごとに「大日本帝国」と称していたことへの揶揄だったのではなかろうか。



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