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zoom RSS 中国を敵として扱えば敵になる(この一言11)

<<   作成日時 : 2007/03/27 21:27   >>

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桜の季節となり、夜も寒さが厳しくなくなったので、1昨日から思いたつて、夕食後に近くのTUTAYAまで往復約1時間の散歩をすることにしました。

店頭でわたしが手にしたのは文芸春秋社の『日本の論点2007』でした。昔は何回か買ったことがありましたが、いまはわたしにはもったいないので、毎日約10分、2名の方の論文を立ち読みしてもどることにしました。

一昨日は「中国外交をどう変えるか」の項で、莫邦富さんと櫻井よし子さんの論文を読み、昨日は「米国は中国をどう見ているか」の項で、リチャード・ブッシュさんとドン・ブルメンソールさんのを読みました。今日は「中国はクラッシュするか」の項で、葉千栄さんと中嶋嶺雄さんのを読みました。

莫さんは「日本はやがてアジアの第2の大国になる、そのとき日本人はどう対処するのか」、といった心構えを問うものでした。櫻井さんのは「わたしたちは中国とは常に距離を置いて対峙してきた先人の知恵に学ぶのが一番いい」という趣旨でした。(そういえば「日本」という国号自体、中国が目の前にあったから、対抗して自称するようになったのでしょうね。)

たった1回限りのしかも立ち読みでこんな文を書いているので、申し訳ないのですが、読んだわたしの印象をいうと、莫さんのはわたしの素人考えの想定内に近かったので、特にインパクトはありませんでした。櫻井さんというと、若いころに老害サヨクの書を教養と信じた傾向もあるので、櫻井さんを思い出すといつも美しい白蛇ににらまれた蛙のように萎縮するのです。読むと必ずいままで信じていた世界がガラガラこわれる、そんな恐ろしさがあるので、読みたくはないのですが、やっぱり読んでしまいました。そして今度も呑みこまれてしまいました。

アメリカのお二人の方の内容はそれぞれそのタイトルに要約されていました。ブッシュさんの論文は「ソフトパワーを回復せよ――中国に対する緩和政策が米国の利益になる」というものでした。わたしが一番印象に残ったことばは、「中国を敵として扱えば敵になる」という文言でした。「予言をすることによって、その予言どおりにふるまってしまう、という事態がおこりかねない」という意味のことばもありました。

ドン・ブルメンソールさんのタイトルは「中国が民主化とちがう道を歩めば日米は新しい政策に備えよ」というもので、「いまのアメリカは中国を”責任あるステークホルダー”(利害関係者)として、中国が民主化の方向に向かうような政策を一貫してとってきているが、中国が民主化からはずれたときに日米はどうするか」という論旨でした。

この書は左右対立する意見を並べた編集のように思うのですが、アメリカのお2人の中国に対する考えは、まずは中国が民主化の方向に行くように努めることだという点では差はなく、論点の置き方の違いのように感じました。こういう中国に対する態度がいまのアメリカの基本的なスタンスなのだなあ、と理解しました。

2010年後に中国がアメリカなどが期待している「自由と民主、人権、法的支配などの基本的価値を共有する国家」の方向へ向かってうまく軟着陸できる態勢になるのか、それとも中嶋学長さんのおっしゃるように「爆発」してしまうのか、わたしにはさっぱりわかりませんが、はたしてみなさんはどちらになることを願っているのでしょうか。


      (北朝鮮なんかみんなで経済制裁すれば、たちまち崩壊してしまうはずなのに、重油支援をしようとする
      米・韓・中・ロの態度が解せない ネコ)


≪追記≫
公文俊平氏の「中国はどこへ行くのだろうか」で示された中国のこれからを示す3つのシナリオは印象に残りましたので、付記しておきます。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070715/srn070715000.htm

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