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zoom RSS 世界情勢を読み解く4つのカギ

<<   作成日時 : 2007/04/05 09:40   >>

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日本国際フォーラム理事長の伊藤憲一さんがSankei Webの【正論】に「世界情勢を読み解く4つのカギ」という論文を寄せておられました。

内容は≪米国一極体制は崩壊?≫、≪不戦体制という新時代≫、≪大衆の政治意識が覚醒≫の3つの柱で書かれており、今日の世界情勢を読み解くために必要な「4つのカギ」を提示されていました。氏の論文の中心部分を抜き出す形で、「4つのカギ」を紹介します。


第1は、国際システム全体がもはや20世紀前半までの世界がそうであったような意味での完全な主権国家体制ではなく、「不戦体制」とでも呼ぶべき新しい、異質の体制に移行しつつあるという認識である。国家と国家が正面からぶつかる「戦争」は、少なくとも世界秩序の変更にかかわるような大国間戦争としてはもはや生起し得ないという認識である。

第2は、歴史的事実として「戦争」なしに世界秩序を変更することは不可能だという認識である。経済力のシフトによって国際政治も影響は受けるが、経済力だけでは世界秩序を変えることはできない。……。……「戦争」はもはやあり得ないのであるから、米国の一極体制が簡単に崩壊などするものでないのは当然である。

第3は、世界的現象として大衆の政治的意識の覚醒(かくせい)があり、その結果として一国による他国の軍事的征服の維持は困難になっているという認識である。……。この観点から言えば、米国は一日も早くイラクから離脱して行動の自由を回復することが賢明な大戦略的対応である。

第4は、核拡散防止がもはや不可能となりつつあるという認識である。……。この問題については、……、核の拡散が国家レベルのものである限りは、右記の第1の認識の系としてその脅威は基本的に抑止可能であるが、やはり問題は核が国際テロリストの手に落ちた場合の対策であろう。これこそは、全人類が今後力をあわせて取り組んでいかなければならない最重要の問題である。



わたしなりに、「4つのカギ」を要約してみました。


@いまや国と国との全面戦争なんかできない時代になっている。

A戦争できない時代なのだから、米国の一極体制が簡単に崩壊などするものではない。

B大衆の政治的覚醒から、いまは一国による他国の軍事的征服の維持は困難になっている。

C核拡散防止はもはや不可能となりつつあるが、核が国際テロリストの手に落ちないようにするのが全人類の最重要の問題である。


先に中西輝政教授の「せめぎあう多極化時代の21世紀」(『日本の論点2007』)を読んで、人間は司馬遷の『史記』の時代からちっとも変わっていないと悲観的になりましたが、伊藤憲一さんてどういう方かまったく存じませんが、春の嵐の吹き止んだ今日の青空のもとで、ほんのちょぴりですが、人類は破滅から救われるのではないかと思いました。


                  (近ごろになって日本の櫻ってほんとうにうつくしいのだなあと気づいた ボケネコ)

≪追記≫Sankei Webの伊藤憲一さんの記事です。
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070402/srn070402000.htm




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