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zoom RSS 表現文法中国語9 形容詞述語文(1)

<<   作成日時 : 2007/06/21 14:35   >>

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さて、形容詞とは一体どんなことばなのでしょうか。この「表現文法中国語」シリーズ4の「品詞」編では以下のように説明しました。

 「この語は人や事物の性質や状態を表し、述語の核になるとともに、連体修飾語として、名詞を修飾・限定します。」

この説明はちょっと抽象的ですからもう少し具体的に、つまり「人や事物の性質や状態を表す」というのはどういう語のことなのかを説明します。


例えば物の色を表す語、「赤」、「青」、「黄色」などががそうです。物の大小や高低、奥行きや広さを表す語、「大きい」、「小さい」、「高い」、「低い」、「深い」、「広い」など、物事の状態を表す語がそうです。「静かだ」、「にぎやかだ」などもそうです。また、物のできばえの評価をしたりする語、「よい」、「悪い」、「美しい」、「醜い」、「優秀だ」などもそうです。人の感情を表したり、ある判断をしたり、語り手の心的態度を表したりする語、「うれしい」、「悲しい」、「残念だ」、「正しい」などもそうです。

形容詞をもちいるときは、例えば「うつくしい+人」というように名詞の前につけてその名詞の性質や状態を表すときと、例えば「彼女はうつくしい」というように、ある事物や人物がどのような性質状態なのかを叙述的に言い表す2通りの用法があります。


日本語も中国語も英語も以上の点は同じです。


ただ形容詞を叙述的に用いるときに日本語と中国語は形容詞だけでいいのですが、英語はbe動詞を必要とするというところが大きく違います。また、形容詞のあとにどのような要素がつづくかということも、各言語によって違いがあります。


日本語の形容詞叙述文は述語・形容詞のあとには助動詞や助詞といった付属語しかつづきません。

中国語は語気助詞はつづきますが、助動詞は動詞の補助なのですから、形容詞にはつきません。補語という文法成分はつづきます。さらに目的語もつづきます。

補語をとる例として「彼はわたしより3歳年上です。」という文で考えみましょう。この日本語文の文型は「年上です」の部分が述部になっています。この「年上」(年齢が他より多いこと)というのは名詞の一種です。だからこれは名詞述語文です。しかし中国語に訳すと、以下のように形容詞述語文です。いわゆるAC型の文型になります。

    (主語)+状語(述語・形容詞)+(補語)
   Tā     bǐ    wǒ    dà    sān   suì。
   「他 / 比 我 / 三 歳。」
   (He  is  three years old than I.)

なぜなら「年上だ」という意味を「」という形容詞で表し、この語がこの文の述語になっているからです。さらにどれくらい年上かというと「三歳」なのだと補足しています。だからこれを補語といいます。細かくは数量補語ともいいます。



次に目的語をとる例を考えてみましょう。

「わたしはこの問題を理解するのはむずかしい。」という文例があります。この文の述語の「むずかしい」は形容詞です。だからこれは形容詞述語文です。中国語に訳すと、以下のようになります。これはACO型の文型です。

   (主語)+(述語)+(補語)+(目的語)
    Wǒ    hěn   nán    líjiě    zhè  jiàn  shì。
   「我 / 很  / 理解 / 這 件 事。」
   (It is difficult for me to understand this matter.)

         
英語の述部は、「be動詞+形容詞」ですが、わたしには形容詞の方が重要に思われるのですが、やはり動詞述語文です。述部のあとは副詞句、名詞句(実質的な主語)とでもいうのでしょうか。英語の場合は述部のあとに、話し手が形容詞を用いて判断・評価したのはどういうことに対してなのか、といったような要素がよくつづきます。例えば「to do〜」といった前置詞句やthat節、wh-節で導かれる副詞節、名詞節などです。

英語のこうした要素は日本語だとすべて連用修飾語として述部よりも先にいってしまいます。中国語の場合は補語や目的語となる部分があとにつづきますが、その他の要素は状語として述部の前でいってしまいます。ですから形容詞の述語のあとは日本語よりは長いですが、英語のようには長くはなりません。




ところで、上の例文でも出てきましたが、日本語と中国語と英語の形容詞の語彙には当然ずれているところがあります。品詞が異なることがあります。

形容詞というのはだいたい大きく二つに分けて性質形容詞と状態形容詞とになります。性質形容詞の方はほとんど一致しているようですが、ある状態をどう表現するかというときに、形容詞という語を使うかどうかで、一致しないことが起こってきます。

例えば、英語の「happy」、「rich」、「sick」とかいう語は形容詞です。日本語訳は「幸福な」、「豊かな(金持ちの)」、「病気の」であって、名詞の「幸福」、「豊かであること(金持ちであること)」、「病気」の意味なら、「−ness」をつけて名詞にしなくてはなりません。

日本語の「豊か」はナ形容詞でしょうが、「幸福」と「病気」は名詞です。

中国語の「幸福xìngfú」は名詞にも形容詞にもなります。「−ness」をつけたりする必要はありません。形容詞、「rich」の意味を「豊富fēngfù」ととると形容詞、「富人fùrén」(金持ち)ととると名詞です。「bìng」は文中の位置によって名詞のときと動詞のときとがあるのです。


他に、英語のある状態を述べる形容詞としては「angry」、「afraid」、「dead」、「hungry」、「live」などがありますが、この語の意味は日本語だと「腹を立てて」、「心配して」、「死んで」、「空腹の」、「生きて」となり、be動詞まで含めたときに、「腹を立てている」、「心配する」、「死んでいる」、「空腹である」、「生きている」という意味になりますが、いずれにして物事の状態を述べる表現としては動詞を使う場合が多いといえます。

中国語の場合、上記の単語の訳としては「生气的shēngqì de」、「害怕的háipà de」、「死亡的sǐwáng de」、「飢餓的jī’è de」、「活的huó de」と「〜de」をいわなくてはなりません。be動詞まで含めると「〜」がとれて、「〜ている」という意味になります。

なお、「疲れる/疲れている」という語、中国語では「lèi」といい、形容詞です。日本語も英語の「tire」も動詞です。どうしてなのかわたくしもわかりません。

以上は状態形容詞の場合の例でしたが、性質形容詞の場合もあります。

例えば中国語の「nán」や「nǚ」は日本語では名詞ですが、中国語では形容詞になります。その理由は「男」や「女」という語1字だけでは現代中国語では名詞として独立しては使われないからです。日本語の「男」や「女」は「男人nánrén」とか「女人nǔrén」とか、名詞を修飾する語としてしか使われないからです。このように名詞のような形容詞を特に区別詞と呼んでいます。
   ≪補足≫「」「」以外の区別詞の例
     金−銀   正―副   横―竪   雄−雌    単−双    天然−人為    民用ー軍用
     (以上ペアのもの)
     公共   国産   所有   正式   (ペアでないもの) 


あと、形容詞で注意すべきことはなにがあるのでしょうか。



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