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zoom RSS 「はい、はい」と「是、是」

<<   作成日時 : 2008/01/24 13:43   >>

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「はい」という返事を繰り返して、「はい、はい、はい、はい」というと、日本語はいやみに聞こえます。

「はい」に相当する中国語の「」を繰り返して、「是、是、是、是」といったら、相手の言葉に強く共感した気持ちが伝えられます。

どうして同じことをいっても、日本語と中国語の与える感じは違ってくるのでしょうか。

日本人と中国人の価値観や感覚の違いからくる問題なのでしょうか。それとも言語構造の違いから生まれる問題なのでしょうか。


中国語には動詞や形容詞の重ね型というのがあります。

1 看看, 他是不是成龍? (ちょっと見て、ジャッキー・チエンじゃない)

2 你賞賞,  這菜真好吃。 (食べてみて。この料理おいしいわよ)

3 我在散散歩呢。 (散歩してるんですよ)

4 小心点儿,  慢慢走啊。 (気をつけてください。ゆっくり歩いてください)


動詞の重ね型の用法としては以下の3つがあると説明されています。

@時間の短さや動作の量の少ないことを表す。日本語の「ちょっと」の意味。
A試みを表す。日本語の「…やってみる」という意味です。
B語気を和らげる。 
                    (『誤用から学ぶ中国語』)

は@、はA、は@でもよさそうですが、Bのつもりです。は形容詞の重ね型で、形容詞を重ねることで副詞になっている例です。


こうした用法を覚えることも大切ですが、その前に中国語は「動詞を重ねることで、その動詞の指す動作がふくらむ」、「形容詞を重ねることでその状態が強調される」という語感を身につけることではないでしょうか。



ここで最初に戻りますが、日本語の「はい」は2音節語です。中国語の「」は1音節語です。2音節の繰り返しはわずらわしいが、1音節の繰り返しはわずらわしくない、そう考えたのですが、いかがでしょうか。

それに、日本語の「はい」は単なる返事のマーカーで、「そのとおり」という意味はそんなにありません。それに対して中国語の「」は「そのとおり」という意味が第一にある、だからではないでしょうか。



                 (なんでも「はい、はい」といって引き受けるけれども、やり遂げたことのない 無責任 ネズミ)


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