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zoom RSS ”遅れてきた帝国”中国

<<   作成日時 : 2008/05/02 12:06   >>

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私は満州で生まれ、国民学校3年生のときに、通化というところで終戦を迎えました。通化は関東軍が徹底抗戦する根拠地にしようとしていたようで、龍泉ホテルという建物が関東軍の司令部となり、私たちの学校は終戦翌日から陸軍病院になり、飛行場には関東軍の航空隊が駐留し、あとで聞いた話ですが、溥儀満州国皇帝も通化省に避難していたそうです。
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ヒゲの藤田参謀という方がいて、その乗馬姿を街で何度か見かけ、少年たちのあこがれでした。でも、翌年の通化事件、2月3日の旧正月の日でしたので、二・三事件ともいっていましたが、その首謀者として捕らえられ、豊泉百貨店の2階でしたでしょうか、国民党のスパイの頭目と並んで陳列され、それを見に行ったことを思い出します。まだ“栄枯盛衰”“諸行無常”なんてコトバ、知らないときでしたが、きっとそんなことを実感したのではないでしょうか。
その後60余年、満州という単語は私の頭の中からほとんど消えていたのでしたが、このごろこの単語が復活してきました。

きっかけは、いま話題の中国のチベット問題です。ネット上でのチベット問題に関する多くの人たちのご意見を伺いながら、私も私なりに意見を述べてみたのでした。

わたしの意見も含めて、だれの意見が正しいのか、8月が終わって、いや1年、2年……と年月が過ぎてみてわかることなのでしょうが、私は私のこれまでのいきがかり上から、どうしても漢族に近い発想をしがちなのです。

どうしてチベット問題が私に満州を思い起こさせるのかということなのですが、それは中国が56の民族を束ねて中華民族は一つという考えが、五族協和の王道楽土を建設しようとして夢見たあの大満州帝国に似ている、あるいはそれにひきつづく八紘一宇の大東亜共栄圏の理念にそっくり、そう思えてくるからです。

今の近代国家はアメリカを除いて、ほとんどが主たる一民族からなっています。ソビエト連邦の崩壊で15の国が生まれました。それでもまだ足りずに、チエチエンとかクルジュアの一部とかで民族独立の火だねがくすぶっています。日本の3分の1の国土で800万人ほどの旧ユーゴは8つの国に分裂してます。イラクもトルコも民族自立の火だねはくすぶりつづけています。イスラエルとパレスチナの紛争も民族問題でしょうか。

エッセイストで中国文学者の高島俊男さん、私は本屋で立ち読みしたのですが、その著作『中国の大盗賊 天下を狙った男たち』(講談社新書、1989)の中で、中国は“遅れてきた帝国”だと“喝破”しておられます。中国共産党を創建したのは北京大学のエリート知識人たちであったが、共産中国を誕生させたのは、伝統的な中国大盗賊の最たる人物毛沢東だとも“喝破”しておられます。毛沢東はフランスに留学する話があったとき、フランスでは大好きなトウガラシが食べられないと聞いて、留学を止めたのだそうです。おそらくはマルクスの原典なんか読んではいない、スターリンがいったそうですが、“マーガリン・共産主義者”に違いないとも紹介しています。でも、他の盗賊たちのように無知無学の単なる権勢家とは違って、毛沢東は中国文人としての教養を深く積んだ人物で、その詞(ツー)はよくできているとも評価しております。

世界は各民族が自決の方向に向かって、最終的にはクリストファー元米国務長官が懸念したように世界は5,000もの国家群に限りなく近づくのか、それともアメリカ合衆国、ユーロ(欧州連合)につづいて、日本が果たせなかった夢・大東亜共栄圏、大中華共栄圏を実現できるのか。これはもうすっかり政治マニアになってしまった私にとっては、スポーツの祭典オリンピクどころでない、目前の最大関心事なのです。

でも、やはり冷静さは必要でしょう。

お隣の”厄介な隣人”のお蔭で、すっかり熱くなった頭を冷やすために、私の親父たちが熱唱した「満州想えば」と「満州娘」ののどかな歌声、それを聞いてみることにしましょう。そして”過ぎ去りし帝国”に熱い想いをはせることにしましょう。
http://8.health-life.net/~susa26/ikoi/mansyu.html(「満州想えば」)
http://www.youtube.com/watch?v=02X80m_wMbo&NR=1(「満州娘」)


             (やたら幼少期がなっかしくなってきた いよいよ 末期高齢者か と覚悟している ネズミ)

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内 容 ニックネーム/日時
■タイム誌「中国民主化を阻む若者のミーイズム」に対する反論−「ゼリー世代のミーイズム−体制から実を守る知恵か?」
http://yutakarlson.blogspot.com/2008/05/blog-post.html
こんにちは、私は現代中国は10年以内に分裂し、その後の新生民主中国を革新していくのは、ゼリー層(80後世代の経済的に恵まれた2000万人程度の層)だと思っています。長野オリンピックで旗振りをしたり、カルフールの不買運動をするその他大勢の若者に関しては、彼らは、自ら考えることはできず、民主主義や資本主義の本質も理解できません。ゼリー層の敷いた路線をひたすら働き蜂のように歩むことだけに専念するしかないと思います。また、そうしたときに始めて彼らの存在価値がでてくるものと思います。
私のブログでは、中国の若者に対するタイム誌の皮相的な見方を批判しました。結論としては、今後の中国の趨勢にとって最も重要なのはゼリー層であり、現在彼らは体制から身を守るために、政治的無関心を装っており、彼らの現在のミーイズムは、一過性のものであるということです。是非ご覧になってください。
yutakarlson
2008/05/02 13:57
yutakar lsonさん コメントありがとうございます。
早速「中国の崩壊がはじまる」1,2,3を読ませていただきました。簡単に読み飛ばせる内容ではありませんので、引き続きじっくり精読していきたいと思っております。
ただ私は「どうしても漢族に近い発想をしがちなのです」と書いたように、いまの本音はやはり分裂ではなく、統一の方向であってほしいということです。でないと、関口さんの「鉄道大紀行」のような旅はできないし、上海国では上海語、広州国では広東語・・・となり、ならばやっぱり国際語は英語と英語の一人がちになる、そうなると私は不便だからでもあります。
また、「長野オリンピックで旗振りをしたり、カルフールの不買運動をするその他大勢の若者」、私も60年安保のとき、わけもわからず、国会議事堂前をデモっていました。樺美智子という人が亡くなったときです。あいつらも大部分はあのころの私と同じではないのか、ふつうの日本人に比べるとそんな甘くて軽い気持ちで見ているのです。
まだ、yutakar lsonさんの論文、十分に読んでいないからかも知れません。もうすこし勉強させてください。
damao
2008/05/03 09:25
しかし、幼少期とは言え、damaoさんは劇的な歴史事件を目撃されているのですね。私が大学生の時、80年安保というものはありませんでした。
 後、かのキッシンジャー博士が「中国が分裂するなどとの言論は、発言者の願望でしかない」というような意味の発言をされたことが記憶になります。
 (かの諸葛孔明は、「自ら田単・楽毅に比した」と言いますが、自らニクソン、キッシンジャーに比したい子欲居)
子欲居
2008/05/04 23:16

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