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zoom RSS 「村山談話」、どこが悪いのか

<<   作成日時 : 2008/12/05 12:24   >>

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もうすぐあの“大東亜戦争”開戦の日、12月8日がやってきます。この日はこれまではほとんど意識もされずに過ごされていたのですが、今年はどうも違うのではないでしょうか。あの田母神論文の受賞発表式典があり、記念記者会見があります。例年にない盛り上がった日になるのでは、と期待しています。

そこで、右派の人たちからわが国外交・防衛上の恥ずべき文書として挙げられている「村山談話」なるものを、読んだことがありませんでしたので、この機に読んでみることにしました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%B1%B1%E8%AB%87%E8%A9%B1


まず、以下の書き出しではじまっています。

「先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。」

以下、「万感胸に迫るもの」を述べています。

その「万感」の第一は「敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いて(きた)」ことへの「私たちの誇り」、「そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力」への敬意の念です。

ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力」への「深甚な謝意」を延べ、また、「アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったこと」を「心から喜びたい」と述べています。


第二は「平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちにな(る)」ことへの自戒です。

私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくこと」が「不可欠」と考ています。

そういった考えにもとづき、「特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります」と述べています。


第三の内容は「戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らない」というわが国の誓いです。

わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。

「村山談話」を唾棄すべきとする人たち、「わが国は侵略国家ではなかった」と主張する人たちはきっとここの表現、特に下線部が気にそまないのではないでしょうか。当時の首相が「国策を誤り、……国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」などと国会審議もかけずに勝手に公言し、謝罪外交を繰り返したことに歯ぎしりし、しかもその談話が戦後日本を立て直すと期待された右派政権の安倍、麻生内閣までをも呪縛していることに、とても我慢がならないのです。


村山元首相の誓いはさらにつづきます。

敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。

同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。

上記の二文、最初の一文はいいとして、後の文は「村山談話」を嫌悪する人たちにをさらに腹立たしくさせているのです。なぜなら、「村山談話」を唾棄すべきとする人たちはわが国が他国から侵略されないためにはいつまでもアメリカの核の傘で保護されるべきではなく、核武装することがあって当然と考えているからです。


「村山談話」のしめは、以下の言葉です。

「杖るは信に如くは莫し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。

世界との外交を「信義を施政の根幹とすること」と考えている、これはなんと現実を知らない“平和ボケ”の、おめでたいあきれた発想ではないのか。だから、「村山談話」なんかは一日も早く唾棄すべきだ、そう考えているに違いありません。



     この前「たかじんのそこまで言って委員会 」(11月30日)見ていたら、新社会党副委員長のチャーミングな
     お姉さん原和美さんの発言に、隣に座っていた軍事評論家なる人が「イラクが核武装していたら攻撃受け
     たと思うの」と盛んにいっていました。どうなのでしょうか。

     「信なくんば立たず」なんて世迷いごとはやめて、現実の過酷な人間社会に対峙するため、北朝鮮の核武
     装化もあっさり認め、そのかわりわが国も核武装したらどんなものなのでしょうか。そのうちアルカイダなど
     のテロ集団も、同じ理屈で核武装し、やがて人類は核で絶滅する、それが人類の運命なのでしょうね。クラ
     スター爆弾なんてかわいいものですね。 (サル目ヒト科のあとはネズミ目ネズミ科の天下だと信じている ネズミ)


(この「たかじんのそこまで言って委員会」、陸海空の元幕僚長3人も出席して、とても内容充実の、盛り上がった番組でしたが、どういうわけか、今は非公開になっています。わが国も情報の規制があるのでしょうか。)
     http://takajintv.blog101.fc2.com/

(このブログも参考になりそうなので、リンクしておきます。)
http://kotobukibune.at.webry.info/200812/article_20.html

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