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zoom RSS これからは「新興国向け輸出株式会社」だ

<<   作成日時 : 2009/01/15 16:06   >>

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水野和夫氏の『金融大崩壊 「アメリカ金融帝国」の終焉』(NHK出版)を読んでいたら、今回の住宅バブル崩壊前まではアメリカは「金融投資銀行株式会社」であり、わが国は「輸出株式会社」、しかも「先進国向け輸出株式会社」で、この二つは表裏一体、コインの裏表だったと書かれていました。

このようなわが国がこれから選択する方向はというと、日本の技術力を生かして、「新興国向け輸出株式会社」に舵を切るしかないとも書かれていました。


ところで、今日15日の読売新聞社説は「輸出企業不振 北米市場頼みが裏目に出た」というタイトルでした。その中で日本経済の現状について、まず以下のように述べています。

 「金融危機に端を発した世界同時不況で、日本の輸出企業の業績が急速に悪化している。今や、「総崩れ」とも言える状況になってきた。
 ……。
 日本経済を牽引する製造業の業績不振は、自動車業界の失速から始まった。
 ……。
 「トヨタショック」の波が、電機業界や素材メーカーなどに幅広く及んできたといえよう。」


次に、これからの日本経済のあり方として以下のような提言をしています。

 「ここ数年、北米などの好調な海外市場と円安を追い風に、輸出企業の好業績が続いた。しかし、経営環境の激変で、収益構造のもろさをさらけ出した形だ。
……。
 輸出の鈍化で、日本の経常黒字も激減している。製造業の不振は景気後退局面入りした日本経済の回復の足かせにもなろう。
 厳しい状況の下、輸出企業各社は収益の確保に躍起だ。
 ……。
 しかし、リストラ加速などによるコスト削減は、対症療法に過ぎない。中長期的な視野から、収益構造を転換する方策が急務だ。
 まず、北米依存を改め、潜在成長力が高い中国やインドなどの新興市場を含めて、グローバルに稼ぐ体制を強化する必要がある
 ……。
 将来の競争力の源泉になる新製品を生み出すため、研究開発の重要性も一段と増す。
 日本の製造業は、高い技術力をテコにしながら、かつての円高不況や、IT(情報技術)バブル崩壊を克服してきた。今回の苦境を乗り切る底力に期待したい。」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090114-OYT1T00952.htm


ここで私が注目したのは下線部でした。水野氏の「新興国向け輸出株式会社」、またどこかで見た「10億の市場から40億の市場へ」なのでしょうか。


そうなるのだろうなあと私も思うのですが、でも気になることがあります。

それはひそかに愛読している産経新聞元北京特派員福島香織記者の記事「CHINA13億のお客様」に書かれていることです。

 「結局、CHINA13億は世界経済を救う、お客様になりうるのか。それは来年、あるいは今後数年の中国経済・社会の流れをみないことにはなんともわからない。しかし、中国が米国にかわるお客様になってくれないことには、世界不況からの脱出の絵がかきにくい。その一方で、もし期待どおり中国を世界最大の消費者に育てあげられたら、そして、今の政治体制、つまり軍事独裁政権の性質を維持したままでのままであれば、それもちょっと、そら恐ろしい。
 なぜなら、お客様は神様、だから。金は使うヤツが偉いのだ。消費者が一番多い国の通過が基軸通貨となり、経済をリードする。世界中の商売人はお客様のご機嫌をうかがい、つねにお客様のご要望にこたえなければならないのが宿命。中国人が世界のお客様になった暁は、米国以上に横暴で旺盛なモンスター・カスタマーとして君臨する、かもというのは想像がすぎるというものだろうか。」
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090109/chn0901090147000-n1.htm


福島記者の懸念が思いすごし、案ずるより産むがやすし、杞人憂天で終わりますことを願っています。


              (「私食べる人、あなた作る人」だったが、不安になって料理教室に行くことを決めた ネズミ)


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