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zoom RSS 村上春樹のエルサレム賞受賞について

<<   作成日時 : 2009/02/17 12:27   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

 私は中東問題、イスラエムとパレスチナの問題、よくわからないのですが、基本的には弱い方の味方で、パレスチナの人たちに同情しています。

 ところで、ノーベル文学賞に近いといわれている村上春樹さん(60)が、イスラエル最高の文学賞であるエルサレム賞を受賞することになり、15日の授賞式に出席して、記念講演をされたとのことです。

 報道によると、大阪の民間団体「パレスチナの平和を考える会」がホームページに公開書簡を掲載し、村上さんが受賞を辞退することを求めていたとのことですが、そうした背景もあったからでしょうか、イスラエルのガザ攻撃を非難する、政治色のある以下のような講演内容だったそうです。
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 一、イスラエルの(パレスチナ自治区)ガザ攻撃では多くの非武装市民を含む1000人以上が命を落とした。受賞に来ることで、圧倒的な軍事力を使う政策を支持する印象を与えかねないと思ったが、欠席して何も言わないより話すことを選んだ。
 一、わたしが小説を書くとき常に心に留めているのは、高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵のことだ。どちらが正しいか歴史が決めるにしても、わたしは常に卵の側に立つ。壁の側に立つ小説家に何の価値があるだろうか。
 一、高い壁とは戦車だったりロケット弾、白リン弾だったりする。卵は非武装の民間人で、押しつぶされ、撃たれる。
 一、さらに深い意味がある。わたしたち一人一人は卵であり、壊れやすい殻に入った独自の精神を持ち、壁に直面している。壁の名前は、制度である。制度はわたしたちを守るはずのものだが、時に自己増殖してわたしたちを殺し、わたしたちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させる。

 一、壁はあまりに高く、強大に見えてわたしたちは希望を失いがちだ。しかし、わたしたち一人一人は、制度にはない、生きた精神を持っている。制度がわたしたちを利用し、増殖するのを許してはならない。制度がわたしたちをつくったのでなく、わたしたちが制度をつくったのだ。 (中国新聞)
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 村上さんの小説『ノルウエーの森』しか読んでなく、熱心な読者ではありませんが、辞退もできた今回の授賞式にあえて出席して、いいにくい場所で堂々と自分の考えを述べたということは勇気のいることですから、高く評価していいのではないでしょうか。


 ガザ攻撃の映像を見るたびに、傷ついた人たちの映像も痛ましいのですが、私がいつも疑問に思うことは、あの重量級の戦車だとか、ロケット弾、花火のような白リン弾、あのような超近代的兵器、いったいどこから輸入しているのだろうかということです。

 イスラエルは人口約700万人、面積は日本の18分の1、いつも戦争ばかりしているのですから、ちゃんとした産業もないことでしょう。でも、世界中のお金持ちのユダヤ教徒が支援しているでしょうから、軍備を増強する資金は潤沢に違いありません。「目には目を、歯には歯を」なのですから、せめて「ハマスがロケット砲なら、イスラエルもロケット砲で」とはいかないのでしょうか。



                 (あの兵器、きっとアメリカ製なのだ。アメリカは軍需産業国家、だからオバマさんでも
                  世界のチェンジはむずかしいと悲観的なネズミ)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 「高く評価」とは、上から目線ですね。僭越ながらと一言付け加えるか、素晴らしいと思います。が正しい標記に思います。

 発言が、文学者らしいですね、例えとか。思想、素晴らしいですね。心が温まりました。
ろっし
2009/02/17 22:01
なるほど「上から目線」でした。
でも、「いや、ここの主語は書き手の私でなく、読み手の皆々様です。」そう答弁したら、いいのがれられないでしょうか。
damao
2009/02/17 22:32
 日本文学、西洋で評価される、それをよろこぶ方もいるようですが、言葉がその国の文化、歴史である部分、釈迦に説法ですが、成り立ちますでしょ。これも西欧信仰の悪癖かなあ。
つき指の読書日記
2009/02/18 12:16
『ノルウェイの森』が話題になっつたときに読み、おもしろかったのですが、印象には何も残っていません。海外でも話題のようで、私も読もうかと文庫本手に取ることありますが、どうもタイトルとの相性が悪いようで、買ってまで読む気になれません。世代が違うからなのか、もう小説に夢中になる年代ではないからなのか、おそらく両方でしょう。
damao
2009/02/18 20:37

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