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zoom RSS 松本サリン事件とマスコミリーク情報

<<   作成日時 : 2009/03/13 16:15   >>

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 小沢秘書逮捕事件、今後の進展はどうなるのでしょうか。あくまでも素人の推論ですが、24日には秘書起訴、今国会閉会で小沢事情聴取、収賄罪で逮捕。いかがでしょうか。

 なぜそう推論するかというと、そこまで行かないと小沢氏だけの秘書逮捕の説明がつかないからです。小沢氏以外の有象無象のゼネコン献金受領者とのバランスが取れないからです。検察のメンツがつぶれるからです。小沢氏はこれで政治家を失脚し、あくまで上告して戦うでしょうが、忘れたころに判決が出るので、勝っても負けても、もう後の祭りなのです。

 私は決して小沢代表がシロだとは思っていません。ただ、どうして小沢代表だけを叩くのかが不思議なだけです。もう一つ、マスコミの「関係者によると/関係者への取材によると……ということがわかりました」という物言い、近ごろとみに気になるのです。一体どんな独自取材、裏付け取材をしたのでしょうか。まさか記者クラブ室でタダのコーヒー飲みながら、せいぜい電話取材で済ませる、その日暮らしの”自転車思考”しかしてないのではないでしょうか。



 ところで、1994年6月27日の夕方から翌日6月28日の早朝にかけて、長野県松本市北深志の住宅街で、化学兵器として使用される神経ガスのサリンが散布され、7人が(河野夫人まで入れると8人)が死亡、660人が負傷した松本サリン事件というのがありました。

 その第一通報者である河野義行さんは警察のずさんな調査とその情報のマスコミへのリーク、それを裏付取材もせずに無責任に垂れ流した報道各社によって、河野さんは世間から犯人として見られることになります。

 その嫌疑が晴れたのは、翌1995年3月に地下鉄サリン事件が発生し、オウム真理教幹部が自供したからです。

 ある調査によると、マスコミ各社は地下鉄サリン事件発生以前にこの事件の真犯人は河野さんではない、誤報ではないかと気づきはじめたそうです。しかし、訂正はせず、地下鉄サリン事件発生後も頬かぶりします。紙面・番組などで訂正・謝罪を行ったのは、地下鉄サリン事件発生からさらに3月ほど経った5月下旬から6月上旬だったそうです。しかも、こうした訂正・謝罪はメディアの自発的なものではなく、河野さんの強い提訴があって初めて「やむを得ず」行ったのです。河野義行さんと浅野健一さん共著の『松本サリン事件 報道の罪と罰』(講談社2001.4)に詳しくは書かれているそうですから、ご覧ください。


 なお、この書の中で、河野さんは以下のように記述しているそうです。

 「言いかえるなら、マスコミが"河野が犯人である"との予断、結論というものを先にもち、それを補強する材料を探
 してつけていく。そして、誰もが"河野が犯人である"と思うような記事をつくっていく。こういうパターンは昔から変
 わっていない手法だと思います。
  いつの間にか、いろんな新聞や週刊誌を見ている人が、"犯人はこいつしかいないんだ"という確信をもってしま
 うようになります。そして、会ったこともない人が"あいつが犯人だ""警察はなんで逮捕しないんだ"というような世
 論ができあがっていきます。
  この世論が、まさに冤罪をつくる要素の一つなのです。この事件で、私がことあるごとに訴えてきたことは、冤罪
 の加担者にならないでほしい、ということです。マスコミはすべて事実の報道をしているわけではない。情報操作さ
 れた報道もたくさんあります。そういうことをふまえて、自分で判断して読んでほしいと思います。そうしないと、報
 道被害というものが起こってくるのです。」 (引用終わり)

 また、これだけの経験をしながら、あるいはしたが故に、河野さんはサリン事件の元凶であるオウム真理教教祖浅原彰晃に対しても、「有罪が確定していない以上推定無罪として接するべきである」という態度をとりつづけたとのことです。


 このときの教訓、今のマスコミはどう生かしているのでしょうか。

 私が参考にしたネット資料の一つ「松本サリン事件報道に関するアンケート調査結果分析」に、誤報防止策として以下のような記述がありましたので、参考までに引用しておきます。http://www1.doshisha.ac.jp/~twatanab/postgraduate/nohara/sarin.html

 「速報=事実かどうか確認できなくてもとりあえず報道する=他社に先んずる(勝つ)=警察にふだんから食い込
 んでオイシイ情報をもらう=特ダネ=部数が増え利益も上がる=記者など個人の評価も上がる」という図式を断ち
 切ることであり、そのための具体策として、誤報を防ぐための諸原則の徹底(裏付け取材等による真実性の確保・
 情報源の具体的明示など)・人権侵害を防ぐための諸原則の徹底(匿名報道原則など)・以上の諸原則を実施お
 よび保障する制度の確立(報道評議会の設置など)が必要であろう。 (引用終わり)


 マスコミも所詮商売なのです。ですから、正義の味方などと早とちりしないで、常に眉に唾をつけつつ読み、その裏付けは各自がネットで確認する、今の時代そんな態度が私たちに要求されているのでしょうか。


   (若いころはマスコミにあこがれ、何社も受けて不合格になったが、今考えるとよかたと思っている 低能ネズミ)

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内 容 ニックネーム/日時
私は、マスコミの人間は、さも、自身は、「聖人君主」面(づら)で、さも「清廉潔白」面(づら)をしていますが、一般庶民と同じく、「一介の人間でしか、無い!」と思っています。
大分での教員採用事件においての「大分合同新聞の幹部口利き」に見られるように、マスコミの人間も、庶民と同じ、感情と欲を持っているはずなのに、「清廉潔白」面をしているマスコミが、許せません!
堂々と、「皆と同じ、<一介の庶民と変わらない人間(=欲の塊)である>ことを、はっきりさせた方が、よっぽど、分かりやすいと思います…。

私は、「権力の傘」の下で、「強欲」を貪(むさぼ)る者を許せません…。

mohariza
2009/03/14 12:42
(続き)
以前の「秋葉原での通り魔殺人事件」においての報道でも、
マスコミが勝手に、「死刑判断」を下していましたし、いつもの殺人事件報道のパターンでした。
いつもの、検事の云う通り報道し、さも、「公正に報道しているように、振りをしている」いつもの<グル>でした。
そして、マスコミは、主導して、「パソコン、ゲーム等が動機」のように、勝手に報道していました。

マスコミは、ただ淡々と事実を報道すれば良いので、私情を挟む<傲慢・中傷・偏見・思い込み>は慎むべきと思います。
それが出来ないなら、「私情を挟んで」との記者名入りで、記事を書くべきと思います。

そもそも、「中立・客観」な報道など、この世に無いと思っています。
mohariza
2009/03/14 12:45
ネット情報を見れるようになって、新聞はニュースの再確認と解説、コラムを読む、そんな読み方になりました。編集・論説委員の論調は凡庸で、外部のコラムも納得できない、そんな感じが近ごろ多く、もう新聞いらないかと思うことも多くなりました。新聞経営、大変ですね。
damao
2009/03/16 08:01

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