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zoom RSS 「成長戦略」などなくても良い、本当ですか

<<   作成日時 : 2009/09/21 19:58   >>

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 前回ブログで私はこんなことを最後に書きました。

     新政権の発足によって、これまでの発想とは大きく転換する必要が私たちにある、そう思うこの頃なの
    です。

 その発想の転換の一つの例が、麻生前首相が選挙中に民主党のマニフェストを批判して、「ここには成長戦略が書かれていない」という「成長戦略」万能論についての脱却です。

 『文藝春秋』10月号を開いてみたら、“ミスター円”といわれている早稲田大学教授の榊原英資氏が「「成長戦略」などなくても良い」というタイトルの一文を寄せていました。サブタイトルは「鍵は農業振興。「バラマキ」「財源論批判」はナンセンスだ」とあり、まさに「成長戦略」万能論からの発想の転換です。

      事業規模にして総額132兆円という大規模の補正予算をしたにもかかわらず、結論から言うと“ムダ”
     でした。
      ……それは、日本経済の構造に切り込むという、本質的な視点に欠けていたためです。いうなれば、
     老朽化した旧来の経済構造を前提にした「バラ撒き政策」にすぎなかったのです。
      だからこそ、日本に求められているのは、時代の変化に対応した経済政策に他なりません。その政策
     の根幹にある最大の理念とは「地方経済の活性化」であり、そのための「製造業オンリーの産業構造か
     ら、農業やサービス産業を中核とする産業構造への転換」「外需依存型から脱却した、内需拡大の促進」
     という二点に集約されるのではないでしょうか。


 榊原氏はまたこんなこともおっしゃっています。

      私は財務省出身だからよく分かりますが、国の借金は800兆円という議論は所詮、税収増をはかる財
     務省主計局の中長期的スタンスにすぎません。国の代表として日本のあり方を考え、大所高所から政策
     を論ずべき国会議員が、まるで財務省主計局の主査みたいなことを言っていてはしょうがないですね。
      国債と地方債を合わせた発行残高は約800兆円、つまり国は800兆円の借金を抱えているとよく言わ
     れます。これは間違い。日本の国民の貯蓄残高は1500兆円ある。つまり日本は700兆円の黒字という
     世界最大の債券国なのです。日本は赤字どころか、約700兆円の黒字という世界最大の債権国なので
     す。

 そして赤字国債を増発しても全く問題ないと主張します。そもそも榊原氏は2002年に政府貨幣発行(お金を刷れと)を主張しておられたとか。

 これは榊原氏の論文には書かれていることではなく、神州の泉さんのブログで知ったことなのでですが、日本経済復活の会会長の小野盛司氏という人がこんなことをいっています。

      国債発行であれ、政府貨幣発行であれ、財源はいくらでもある。09年度補正予算を潰して財源を引き
     出すことなど、やっている時間は無いはずだ。失業率は史上最悪の5.7%、求人倍率の最悪の0.42
     倍、消費者物価指数も最悪のマイナス2.2%だ。景気を良くしてくれという国民の声が聞こえるだろう。
     大至急大規模な景気対策を始めて頂きたい。

 なんとなく乱暴な主張です。そこで小野氏のブログを覗いてみたのですが、「景気対策をやればやるほど将来世代へのつけは減る!!」という記事があり、またまたビックリでした。http://www.tek.co.jp/p/index.html



 ところで、9月18日の朝日新聞オピニオン欄に私が信用できると思っている経済アナリストの水野和夫氏が「ゼロ成長のモデルを築け」という文が載っていて、そこには以下の記述がありました。

      パイを大きくすればなんとかなる時代は石油危機で終わったのに、自民党はゼロ成長時代への転換を
     図ることなく成長にこだわり、インフレとバブルでつじつまを合わせてきた。それは結果として、せっかく築
     いた一億総中流社会を崩し、入れ替え戦のない1部と2部のリーグに社会は分断されてしまった。
      子ども手当てから高校までの教育費の事実上の無償化といった民主党の政策は一見バラ撒きのようだ
     が、本来は分断された社会を元に戻す努力の表れだ。
      人口の減少で内需の伸びは期待できない。外需もモノの輸出に頼っているかぎり資源高騰で引き合わな
     い。そういう質的構造の転換を知ってか知らずか、民主党の打ち出した再配分の政策は、時代の流れに
     沿っている。
      新しいモデルは、アジア重視の姿勢と、「成長がすべてを解決する」という20世紀モデルからの脱却の
     二つが重要である。


 私は経済も素人ですから、こうした論文の当否は判断できませんが、それぞれ一理あるように感じています。この方々のお考えが正論であることを願っています。


                        (毎日白いご飯がいただければ、クルマもテレビも何にもいらない。
                         ただしインターネットは暇つぶしに必要だ。発想を転換した新しい
                         日本のネズミ)

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