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zoom RSS 朝日主筆・船橋洋一は何がいいたいのか

<<   作成日時 : 2009/09/06 13:39   >>

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 このごろの朝日新聞は月はじめに論説主筆船橋洋一の署名記事を載せています。

 8月6日は、総選挙前ということで「選択問う季節の幕開け」でした。サブのタイトルは「未来ひらく戦略示せ」「保守対リベラルの戦いこそ」です。

 サブタイトルの「未来ひらく戦略示せ」でおわかりのように、船橋氏は簡単にいうと「自民も民主も似たようなもので、国民は選択に迷う。もっと未来ひらく戦略を示せ」といっているように読み取れました。

 書き始めは2004年の米大統領予備選たけなわのころで、中国青島でタクシーに乗り、運転手から「アメリカの政治は活気がある。日本はどうか」と聞かれ、「もちろん」と答えます。でも、すぐに「まてよ」と疑問がわき、二大政党間のマニフェストや党首力、政党力を思い比べてみて、きっと違いがないとお考えなのでしょう、「政党間の違いがそれほどないとすれば選挙民はどうすればいいのか」と自問されます。 (脱官僚とか予算配分の逆転とか、私には180度の違いがあると思われるのに、どうしてオメメつぶって、「違いがそれほどない」と強調されたのでしょうか。)

 そして、「保守基盤を食い合いながら、自民党と民主党という二大政党が登場しつつあるように見える」と今日のわが国の二大政党の対立の現状をそのように解説し、その傍証として「南ドイツ新聞」の論評を引用します。

 さらに、以下のように自説を展開します。

      自民党を冷戦政党とすれば、民主党は冷戦後政党である。民主党は政党としての自画像
     をもっと明瞭に描くべきなのだ。自民党支持基盤を“食う”ことで利権誘導型保守に変質して
     もらっては困る。それこそ政治的な「居場所」と「出番」のない無党派層、それも若い世代が
     政治に参画するよう、両手を差しのべるべきである。
      日本に二大政党時代が訪れるなら、保守対リベラルの戦いを望みたいものである。


 「冷戦政党」と「冷戦後政党」、「保守」と「リベラル」、素人の私にはまずその言葉の定義がよくわからず、「自民党支持基盤を“食う”ことで利権誘導型保守に変質してもらっては困る」という言い方は、「民主党は自民党支持基盤に手を出すな」というふうに私には聞こえたのでした。


 さて、民主党が大勝して政権交代が実現した9月3日の船橋論評はどうでしょうか。今回の総選挙をどのように総括されているのか、期待して読んでみました。


 メーンタイトルは「報道側も機会と試練」でサブタイトルは「『内からの批判』の報道目指す」「『熟議』の空間つくる」でした。

        民主党政権の登場によって、二大政党政治になった、つまり政権を担いうる政党間の
       競争が始まった。日本の民主主義を深める機会でもある。
        私たちジャーナリズムにとっても歴史的な機会と試練が訪れた。政権交代のマグマと
       なった日本の経済社会の巨大な変容と新政権の挑戦を的確かつ躍動的に報道し、そこ
       での争点を鋭角的に議論する言論機能を強化していきたい。

 これまでの自民党一党支配の日本政治の中では、政党間はもちろん、マスコミも「外からの批判」だけですんでいたのですが、政権交代可能な新しい時代になると、政党間はもちろんマスコミも「内からの批判」をしなくてはいけない。朝日新聞の報道もそのように変えていきたい、なんとなくそのような主筆としての決意表明だと読み取ったのでした。

 それにしても私は、この「内からの批判」「外からの批判」という言葉のイメージがよくわかりませんでしたので、以下のように整理してみました。

 「外からの批判」の「外」とは部外者のことで、したがって担当者ではない立場、傍観者としての立場からの岡目八目的な批判。対案もなく物事を批判するするだけで終わること。「内からの批判」とは担当者の責任ある立場からの批判で、自分ならこうしますというふうに反論すること。そのように理解したのですが、自信はありません。


 それにしても「(これからの)日本の経済社会の巨大な変容と新政権の挑戦を的確かつ躍動的に報道し、そこでの争点を鋭角的に議論する言論機能を強化していきたい」とおっしゃっていますから、今後の朝日新聞の報道はきっと大きく変わるのではないかと、楽しみにしています。


 ところで、ジャーナリスト田中良紹氏が、いま話題の鳩山対米論文についての論文を書かれており、その冒頭段落にこんな一文がありました。

        日本の新聞は官僚の愚民政策のお先棒を担ぎ、愚かな国民を作る事が仕事だが、
       アメリカの新聞は国益のために他国を恫喝するのが仕事である。
         http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/09/post_183.html(「いつもの恫喝が始まった」)

 田中氏は何を根拠に「日本の新聞は愚かな国民を作る事が仕事だ」と断言されているのかは存じませんが、朝日の前論説主幹の若宮啓文氏の記事はわかりやすかったのですが、現主筆の船橋洋一氏の記事は私にはむずかしく、その記事を読んで、おれはやっぱり知能が低いなあと一瞬感じたのでした。でも、田中氏の記事を読んだら、ひょっとしたら船橋氏という方は己の学のあるところをひけらかすいわゆる「ペダンチィク」(衒学的)な傾向のある批評家なのでは、と邪推もしたのでした。

        
      (政治家主導の政治になったらケムをまくような官僚答弁もなくなるのではと期待する 無学なネズミ)

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