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zoom RSS 今は保守だ、革新だという時代でしょうか

<<   作成日時 : 2009/09/09 11:20   >>

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 朝日新聞主筆・船橋洋一氏は総選挙公示前の8月6日「保守対リベラルの戦いこそ」というタイトルの記事を書かれました。「こそ」の後を補うと「こそ(望ましい)」でしょうか。そして今度の選挙は「自民党支持基盤を“食う”ことで利権誘導型保守に変質してもらっては困る」と書かれています。その心は「今の民主党は自民党支持基盤を“食う”ことで利権誘導型保守に変質している」ということなのでしょうか。前の説はいいとしても、後説は私にはピントはずれに思えるのです。

 ところで、選挙戦の中で鳩山民主党代表は「今は保守だ、革新だという時代でしょうか」とおっしゃっていました。

 船橋氏の「保守」と鳩山氏の「保守」はイコールでしょうか。船橋氏の「リベラル」と鳩山氏の「革新」は同じでしょうか。どうも同じ基準での話とはすこし違う、私はそう思うのでした。

 もし、いろいろとわかれる国民の政治的な関心の度合いをいくつかに分類するとすれば、どのような分類が可能なのか。政治学者や社会学者はすでにそのような分類をされてるのでしょうが、素人の私は知らないので、勝手に以下のように考えてみました。

        極右―右―やや右―(まったく無関心)―やや左―左―極左

 いかがでしょうか。

 船橋氏の「保守」とは「(極右)―右―やや右」、「リベラル」とは「やや右―やや左―(左)」を、鳩山氏の「保守」は「(極右)―右―やや右」、「革新」は「やや左―左―(極左)」を指している、そのように考えたのでした。


 ところで、今度の選挙による自民党の惨敗ぶりを分析して、「自民党の敗因の一つは国民政党からイデオロギー政党に変質したことにある」という指摘があります。

 確かに自民党は加藤、福田、谷垣各氏のようなリベラル派があり、一方には安倍元首相、稲田朋美氏のような戦前回帰右派がいます。でも大多数は信念とはあまり関係ない利益配分にあずかりたい生活重視派、悪いことにその多くが自己利権獲得派だったのではないでしょうか。

 民主党も旧田中派から旧社会党までの寄り合い世帯だとよく揶揄されています。でも、自民党や民主党のようにいろんな考えの人たちからなる寄木細工のような集団だからこそ、いろいろな国民の要求に応え得る政党であり、だからこそ「国民政党」と呼べるのではないか、私はそう思うのです。


 私は日の丸の旗は世界の国旗の中でデザイン的には一番シンプルでいいと思っています。君が代の歌も歌詞の中の「君」は誰を指すかということはありますが、それはどうでもよく、雅楽のメロディーは日本的で悪くないなあと思っています。

 しかし、「祝日には国旗を掲げなさい」「国歌斉唱のときは起立しましょう」といわれると、いささか反発を覚えるのです。新婚の年の正月にはわざわざ日の丸を購入して玄関に掲げ、その前で記念写真を撮ったものですが、その後はそんなことをしたことはなく、なぜかそうしたいとも思わなくなりました。


 だいたい一般のふつうの国民とはそのような、イデオロギーとかには無関心な人たちに違いありません。

 私のもともとの政治理念は中国古代の尭の時代の「帝力何ぞ我に有らんや」とうそぶく百姓(ヒャクセイ)の「鼓腹撃壌」なのです。

 
 ですから、私が理想とする国民政党というのはそのようなことをうそぶいている庶民に対して、そんな生意気な庶民の生活を少しでもよくしてやりたいと、「無償の愛」精神ではたらく人たちの政治集団なのだと、虫のいい考えなのです。ならばイデオロギー政党とはそれぞれの個人が理想とする社会の実現を目指した政治集団のことで、理想を共有できないものには迷惑至極なものです。

 共産党や公明党、社民党はイデオロギー政党でしょう。イデオロギー政党の存在価値はそれなりにあって、その存在自体は有用だと思いますが、しかし、イデオロギー政党が絶対多数になることは、私にとっては恐怖を感じるものなのです。


 さてさて、これからの自民党は一体全体どのような政党に生まれ変わるのでしょうか。

 政権交代の受け皿になる二大政党の一翼を担う幅のある国民政党になってほしいと願っています。船橋氏のいう「(極右)―右―やや右」を含んだ保守政党でいいのではないでしょうか。しかし、そうはならず、日の丸、君が代のイデオロギー政党に変わったならば、それなりの存在意義はあるでしょうが、国民政党として政権政党にはなってほしくない、私はそう思うのです。

 ひょっとして自民党の小泉構造改革賛成右派の安倍元首相や麻生前首相、稲田朋美議員らが、国益擁護右派の平沼赳夫、城内実氏に頭を下げて合流し、“真正保守党”を立ち上げる、そういうことも想定されるかもしれません。でも、「祝日は国旗を掲揚しなさい」「式典では必ず国歌を斉唱しましょう」「日本国民は靖国に参拝するのは当然」と強制されると、両親がヤソであった私は嫌なのです。大多数の”愚かな”国民は私と同じで、やっぱり拒否反応を示すのではないでしょうか。

 民主党の連立政権への願いも同じことです。今の民主党を中心とした新しい政権に期待できるのは、イデオロギー濃厚な人たちにリードされているのではなく、国民生活重視の旧自民党離党組みが中心だからです。鳩山代表のお考えも「今は保守だ、革新だという時代でしょうか」だからです。


       (これまでの東大政治学教授は首になり、私が近く教授として招聘されると信じている 自惚れネズミ)

≪蛇足≫
『十八史略』のある老人の「鼓腹撃壌」のつぶやきとは以下のとおりです。

     日出でて作し 日入りて息ふ
     井を鑿ちて飲み 田を耕して食らふ
     帝力何ぞ我に有らんや
       (原文)日出而作 日入而息
          鑿井而飲 耕田而食
           帝力何有於我哉

        (訳文)日が昇れば耕作し 日が沈めば休息する
            水が飲みたければ井戸を掘って飲み 食べ物を食べたければ田を耕す
            帝の力が、どうして私に関わりがあろうか

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
舟橋は売国者で米国エスタブリッシュメントの手先です。以前から米国マンセーと思しき記事を、何度となく載せていました。
もうそれが受け入れられなくなり、そのため長年購読していた朝日新聞でしたが、西松事件のあまりにひどい記事を見て3月でやめ、地方紙に変えました。

以下、「植草一秀の知られざる真実」から貼り付けます。

(貼り付け開始)

8月6日の朝日朝刊「何を選ぶ総選挙なのか」に船橋洋一氏が次のように記述した。「自民党そっくりの民主党もその逆も国民にとってはそれほど魅力的な選択ではない。」

これが政権交代への気運を削ぐための典型的なプロパガンダである。船橋氏は政権交代阻止の密命を帯びているのだと私は判断する。『売国者たちの末路』には船橋氏に関する記述があるので、ご高覧賜りたい。

(貼り付け終わり)

管理人さんも、ごらんになったらいかがでしょうか?鱗です。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-f2b4.html
25
2009/09/10 17:39
投稿を再開されてから、絶好調のようですね…。
今回の投稿内容、概ね、賛同します。

私は、竹内薫 著「知識ゼロから始める バカヤロー 経済学」の、本当は共著の著者の「先生」:高橋洋一氏が主張された、今後、自民党と民主党の党の中の主張が近い人々が、再編して行く方向が、良いと思っています。
日本人の国民性として、アメリカ型のイデオロギーを全面に押し出した、2大政党競争も合わない気がします。
日本の政党は、イデオロギーでは無く、国民の幅広い意識を吸収する政党に、進化、成熟すべきと思います。
ネット右翼等が主張している「民主党は、特亜に駆られている政党」だと云う考えは、極端と思っています。しかし、あまりにも、主義・主張が離れすぎ、まとまりは無く、今は小沢一郎一人がまとめている感じがします。
やはり、新しい2大政党(大きな政府派と小さな政府派等)に生まれ変わる必要があるように思えます。
mohariza
2009/09/11 05:48
 さすが植草さん、お気づきだったのですね。船橋氏は竹中さんとの共著もあるので、お2人はきっと仲のよいお友達なのでしょう。

 今の自民党を見ていると再起がおぼつかなく、日本の政治形態は自民党独裁から今後しばらくは民主党系の独裁政権になるのではという気がしてきています。
 民主党は「あまりにも、主義・主張が離れすぎ、まとまりは無く」とありますが、政権与党という求心力で、案外まとまるのではないでしょうか。
damao
2009/09/11 11:22
今、イギリスは、いつ総選挙になってもおかしくないんだけど、
そんなイギリスでは、労働党も保守党も「所得税最高税率を上げろ」という始末。
ttp://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/4431321.html
ttp://blogs.yahoo.co.jp/biwalakesix/16537386.html

アメリカでは、まだ、オバマが社民主義っぽいけど、いわゆる「革新」というよりは
「第三の道」とか「リベラル」だ。これは、日本の民主党もそう。
中道
2009/10/25 18:49

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