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zoom RSS 民主党、「勝って兜の緒を締めよ」

<<   作成日時 : 2009/09/12 20:25   >>

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 『文藝春秋』10月号は読みでがあります。今日はその中の京セラ名誉会長稲盛和夫氏の「勝って兜の緒を締めよ」を読んで見ました。

 中タイトルは以下のとおりです。

    私が政権交代にこだわってきた理由
    国の統治の基本は「民を安らかにすること」
    人間・小沢一郎との付き合いの原点
    経済発展より格差是正を目指せ
    政権交代はスタートである



 それでは各中タイトルの要点とわたしなりのコメントを書いておきます。

    私が政権交代にこだわってきた理由

 5年前の小泉郵政選挙の時の『文藝春秋』に、「民主党に政権担当させてみたら」というようなタイトルの稲盛氏の文があるのを見て、中味は読まなかったのですが、経営者の中にも変わった方がおられるものだと、思ったことがありました。

 その理由は「政権交代とは、しがらみや慣習にとらわれず、国民が本来持っている主権を行使して、よりよい政権の選択をする行為だ」と考えておられるからです。稲盛氏は「真の政権選択を考える国民会議」なるものを20人くらいでつくり、「政権交代が可能な国をつくろう!!」と、呼びかけておられたそうです。


    国の統治の基本は「民を安らかにすること」

 今回の選挙で、民主党のマニフェストはばら撒き政策であり、天下国家を論じたものがないとの批判に対しては、稲盛氏は以下のように述べています。

     しかし、私は、国を統治する上で一番大切なことは、「民を安らかにすること」
   であると思っている。国民が安心して暮らせる、国民が為政者に対して信頼を持
   つことができる政権こそ、時代を超えて最も必要とされる政治のあり方ではない
   か。

 私が疑問に思っている「高速道路の無料化」については、以下のようにふれています。
  
     内需が拡大して日本経済が底辺から浮揚させる原動力になる可能性がある。若
   干のタイムラグはあっても、一年程度で内需拡大の効果が現れてくるものとして
   期待している。


     人間・小沢一郎との付き合いの原点

 鳩山氏については「優しい政治を行ってくれることと思う。さらにすばらしいリーダーになられることを期待している」とエールを送っています。

 小沢一郎との関係は政治的な付き合いではなく、人間的な付き合いだそうで、稲盛氏の母の葬儀のときに鹿児島まで弔問にきてくれ、焼香して黙って帰ります。2年後の父のときもそうだったそうです。お互いに利用し合う、そういう付き合いではありません。稲盛氏はそういう中で「なんとまじめな誠実な方だろう」と、およそマスコミが流す小沢一郎イメージとは違い、人間・小沢にとっても信頼を寄せています。また、松下政経熟で講演をした関係で、民主党の若手の中には教え子にあたる人もおり、そういう関係から民主党への理解も生まれたのでしょう。


     経済発展より格差是正を目指せ

 稲盛氏は民主党に求められる役割について、以下のように述べます。

     小泉構造改革以来、アメリカ追従型の市場原理主義の副産物として生み出され
    た深刻な格差社会をどう改善していくかにある。
     こうした格差社会を是正して国民が安心して暮らしていける社会をつくり直
    すことこそ、鳩山政権が取り組まなければならない緊急課題なのだ。

 そういえば京セラの日常勤務の評定はきびしいと、京セラ工場に勤めていた知人が語っていましたが、今回の大不況で京セラが他の大企業のように大量派遣切りをしたというニュースはなかったみたいですね。

 また、民主党には経済成長の戦略がないという批判がありますが、その点については以下のように述べています。

     経済成長戦略を描き、日本経済を大きく発展させると標榜するのも結構だが、
    世界のエネルギー、資源、食糧問題の現状を考えた場合、果たして、世界各国が
    今後何十年も高い経済成長を続けていくことは本当に可能なのか。
     現にこうした経済成長の限界に達しているとすれば、制限された経済状況の中
    で、いかに国民が幸せに生きていけるかという視点に立って、世界的レベルで融
    和を図り、調和と共生を重んじて、品格ある国家を目指していくのが、これからの
    日本の目指すべき方向ではないか。
     日本は今こそ、世界から信頼され尊敬を受けるような国づくりを目指すべきな
    のだ。
 
 いかがでしょうか。正論ではないでしょうか。

 稲盛氏は約5500人もの中小企業経営者が参加している「盛和会」というのも主催しているそうで、その経営者たちには「利他の心」で経営することを訴えているとのことです。

 また、「なぜ経営に哲学が必要か」といったタイトルで北京大学などでも講演し、その参加者から、「今までアメリカ資本主義を学ぶために勉強してきたが、それがすべてでないことに気づいた」という感想をもらい、中国共産党幹部への講演では、孫文の以下の言葉を引用して話をしています。

     日本は今、盛んに西洋の科学技術を輸入して軍事力を強化しているが、これは
    「覇道」だ。東洋にはそれよりも優れた、徳を重んじる「王道」の文化がある。

 要するに稲盛氏の願いは、中国も日本も、あるいはすべての国が「覇道」の道を行くのではなく、「王道」を歩いてほしいということです。


     政権交代はスタートである

 しめくくりは以上のタイトルです。その要点は以下の言葉です。
 
     悪い政治をすれば国民から批判を受けて政権の座から降りなければならない。
    いい政治をしない政党が政権の座にしがみついていることは許されない。この
    単純明快な原理原則こそが、政権交代の最も重要な意味である。

     「勝って兜の緒を締めよ」の格言通り、国民の手に政治を取り戻すことで、マ
    ニフェストの実現に向かって、日本の政治を着実に前進させていかなければなら
    ない。 
  
 この文章は稲盛氏へのインタビューをライターがまとめたものなのですが、最後は以下の言葉で締めくくられていました。
  
     我々国民の側も、政治がいい方向に変わっていくことを辛抱強く見つめながら、
    政権交代が定着するような健全な社会を築いていかなければならない。


     (政権交代で、経済界トップは間もなく御手洗冨士夫 から稲盛和夫に代る、そう断言する 預言者ネズミ)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 今回の政権交代で、論説、いろいろと、良い意味でも悪い意味でも変化するんじゃないですかね
つき指の読書日記
2009/09/13 09:28
高速の無料化は必要ない、発展戦略がない、CO2の25%削減は無理といわれると、私もそうかもしれないと思ってしまいます。でも、『文春』の稲盛さん、榊原さん、寺島さんの論文を読んでみると、民主党の政策、案外まともなのかもと思ったりしています。まともであればいいのですが。
damao
2009/09/14 11:08

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