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zoom RSS 『マークスの山』――人はときに”闇の声”で行動する

<<   作成日時 : 2009/12/23 12:07   >>

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 高村薫という女性作家が時々鋭い政治時評をしているので、どのような作品を書かれているのか気になっていました。

 私もよく山歩きはする方なので、数年前図書館で『マークスの山』という本を見つけ、一体どんな山なのか読んでみようかと思ったことがありましたが、とても分厚い本なので、私の1日1、2時間程度の読書ではかなりかかりそうなので、やめておきました。

 ところで、11月、この本が大型活字本4分冊になっているのを発見し、試しに1分冊を借り、おもしろかったので引き続き借りて、先日やっと4分冊目を読了しました。

 この本は1993年に早川書房から刊行され、2003年に講談社文庫に収録され、「警察小説の最高峰」ということで第109回直木賞を受賞したとのことです。また、中井貴一や萩原聖人出演で崔洋一監督という人(この人在日なのでしょうか)が映画を製作しているとか、私はまったく知りませんでした。

 「警察小説」というジャンルがあることも知りませんでしたが、女の人がよくもまあ警察組織の中で仕事をしている刑事たちの仕事の内容やそのときどきの思いなどをリアルに描けるものだと、刑事の仕事がどんなものか知らないのですが、まずはそんなことに感心しました。

 この本の主人公合田刑事は妻に去られ、犯人追及一筋に生活しているので、10年くらい前にテレビでよく見ていたイーストウッドの「ダーティー・ハリー」を思い出しました。孤独でさびしい、しかし仕事一筋の刑事役、私が監督なら中井貴一ではなく、ショーケンみたいな役者を選ぶのに、と思ったりしました。

 南アルプスで両親が心中し、偶然生き残った少年が生長しますが、そのトラウマなのか神経がまともではなく、ある病院長の自宅に押し入り、手に入れた病院長の遺言状をもとに、ゆすりをはじめ、それがやがて連続殺人事件になるという話なのです。“誰でもいい”殺人事件の頻発する今の世の中、頭の配線がすこし違ってしまって、”闇の声”で行動する人、そんな人は存外増えつつあるのかなあ、そんな感想も抱きました。


                    (私の”闇の声”はなんなんでしょうか――それを唯一知っている私の中のネズミ)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。ショーケンのファンです。

本当かただのウワサかわかりませんが、
「マークスの山」、当初ショーケンが配役されていたが、セリフが入らなかったとか、高所恐怖症で、とか・・・とにかく降りたとかおろされただとかという話を聞いたことがあります。
誰の演じた役なのかも知らないのですが・・・。
ご本人から語られたことはないように思います。真偽はまったく知りません。

http://ameblo.jp/showken-fun
showken-fun
2009/12/23 13:16
私、テレビや映画でショーケンを見ているのでしょうが、なにに出ていたのか思い出せない、その程度のものです。
でも、なんとなく魅せられた記憶はあります。優等生よりもいろいろと人生に失敗する人の方が、なぜか親しみを感じます。息子だと大反対なのですが。
showken-funさんのブログも拝見。ショーケンさんお元気のようでなによりです。
damao
2009/12/24 10:10

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