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zoom RSS 志位和夫君、日本の大掃除、お願いできますか

<<   作成日時 : 2010/01/14 14:43   >>

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 13日の東京地検特捜部による小沢事務所などへの強制捜査の映像で、日本共産党の志位和夫委員長が、自民党の大森理森幹事長が泣いて喜ぶようなことを言っていました。この”政治とカネ”の問題については“確かな野党時代”のときの西松建設問題への対応とまったく変わってはいないのですね。

 正論なのだろうとは思いますが、私はやっぱり違和感を感じるのです。

 前回ブログの記事で、「私は近頃、悪には大きな悪と小さな悪がある、合法的な悪と非合法的な悪があると思うようになってきつつあります。同じく正義にも大きな正義と小さな正義がある、合法的な正義と非合法的な正義があると思うようになってきつつあります。」と書きました。どうも志位君(なんとなく私から見たら大学生ポイ感じがするので)の発言を聞くと、世の中には大きな悪小さな悪小さな正義大きな正義とがあると考える私とは違って、悪は悪、正義は正義だという、そのようなお考えをお持ちの方なんだなあと感じられるのです。

 今は「合法的な大きな悪に対して、非合法の小さな悪を使いながら反撃し、撃破する」“無血”革命の進行中だと私には思えるのですが、志位君はどうもまだそうは感じておられないのでしょう。


 民主党が政治主導で予算の組み換えをする、小沢一郎がわが国に2大政党制を根付かせたいと考えて実行しつつある、私にはそのように見えるので応援しようと思っているのですが、共産党は一体全体どういう“革命”を行い、新しい日本を建設しようとお考えなのでしょうか。いや、いま、わが国の”大掃除”にどのような役割を果たそうとお考えなのでしょうか。


 私は保守の論客中西輝政京大教授が昨年の『文藝春秋』5月号に発表された論文「子どもの政治が日本を滅ぼす」(サブタイトルは「検察の暴走が招いた歴史の悲劇を繰り返すな)から教わったのですが、「戦前の日本が道を誤り、敗戦までに突き進んでしまった、その蹉跌の最大の要因」は「司法の暴走」だったという指摘です。それを読んで西松問題花盛りの昨年の4月30日に「子どもの政治が日本を滅ぼす」というブログ記事を書いたのでした。
http://lailai-hanyu.at.webry.info/200904/article_4.html

 その「司法の暴走」の発端と言うのは、昭和9年の斉藤内閣のときに検察が検挙した「帝人事件」という疑獄事件のことです。裁判の結果は正常な取引とされて全員無罪になった事件なのだそうですが。この事件について中西氏は以下のように述べています。

    国土を灰燼に帰せしめた根本要因は、軍部でもなければ「無謀な戦争」でもない。戦前の日本にとってより本
   質的で致命的だった過ちは、政党政治を内側から崩壊させてしまったことである。

    あえて言うならば「司法の暴走」が歴史を歪めた例として最も深刻な意味をもったのは、昭和9年に起きた帝
   人事件であろう。


 そしてわが国の検察制度については以下のような記述があります。

    先進国民主主義国家の中でも、日本ほど「官」の最たるものであるはずの検察が信頼されている国も珍しい
   だろう。

    もともと英米では検察は官僚の仕事ではない。イギリスでは私人つまり各個人が弁護士を雇って犯罪者を裁
   判所に起訴するのが原則である。ドイツもほぼ同様である。また周知のようにアメリカでは地方検事の大半を
   選挙で選ぶことになっている。
    もっぱら官僚である検察官だけが人を起訴する権限を独占しているのは日本だけだ。(佐々木知子『日本の
   司法文化』文春新書)


 この記述はわが国は民主主義の先進国だと信じていた私にとっては想像もしていなかった衝撃的な指摘でした。

 日本の記者クラブが先進国の中では例外だということもその後に知りましたが、中西教授が述べていることが真実なら、日本の三権分立は正しく機能していないのではという私の疑念はひょっとして正しいのです。司法と行政のトップはいずれも官僚なのですから、その権益は同じはずです。官僚の共通権益を死守するために共同戦線を張ることは人間の組織として十分ありうると考えてもおかしくないのではないでしょうか。


 志位和夫君は中西教授の「『司法の暴走』が歴史を歪めた」という歴史認識とは違う認識をお持ちなのでしょうか。また、いまは政権交代した鳩山政権がわが国の“大掃除”を始めようとしている重大な時期だと私には思えるのですが、ですからいま戦わなければならない最悪の”悪”は官僚組織だと思うのですが、志位君は小沢一郎、鳩山由紀夫のおカネの問題だとお考えなのでしょうか。

 国民の“大掃除”への期待、志位君は鳩山政権よりも立派にやりとげる自信があるとでも思っておられるのでしょうか。


                               (ブログでは偉そうに”日本の大掃除を”とわめくくせに、
                                わが家は何もせず年を越してしまった ずぼらな ネズミ)


                  


                   

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
共産党の言うことににどれだけの真剣みや現実感があるのかわかりませんが、それよりは当てになるはずの自民党が、この問題について共産党と同じような行動しかとれないのが、日本にとってはマイナスのように思います。
tesa
2010/01/15 08:08
自民党が復帰したらまた同じような政治をやるつもりなのでしょうか。

政治の仕組みの問題点がかなり国民の前に明らかになったように思うので、これからはオザワ抜きで、やっぱり民主党などに私の考える”大掃除”(1と2の解決)を期待するしかないのではないではないでしょうか。
damao
2010/01/16 16:54

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