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zoom RSS 天道 是か、非か(民意 是か、非か)

<<   作成日時 : 2010/04/28 21:55   >>

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 検察審査会という組織が鳩山首相の疑惑を不起訴相当にしたというニュースを聞いたときに、「次は小沢一郎の番だな。こちらは起訴相当だろうな」、私はなんとなくそんな予感がしていました。

 そしたらやっぱり、小沢疑惑は「不起訴処分は不当であり、起訴を相当とする」という議決だ出されました。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100427-OYT1T01024.htm。(小沢民主党幹事長「起訴相当」議決の要旨


 今朝の新聞各社の社説を見てみると、この議決は民意の結論であるから、小沢一郎は真摯に受け止め、国民への説明責任を果たし、かつ幹事長職を辞すべきだと、どの社も述べ、紙面はこの関連記事で埋まっています。
       社説タイトル例 「起訴相当」―小沢氏はまだ居直るのか(朝日
               小沢氏起訴相当 「公判で真相」求めた審査会(読売
               小沢氏「起訴相当」 やはり議員辞職すべきだ(産経


 産経新聞の主張は「天網恢々疎にして漏らさず、と形容した方がよいのだろう」と、まずは中国・老子の言葉を引用して、書かれていました。

 私はこの言葉を見たとき、中国古典にはこれとは反対の言葉もあったのではと気になり、それは「天道 是か、非か」という言葉だと思い当たりました。


 ネットで調べて見ますと、史家の司馬遷が書いた『史記』の「伯夷列伝第一」にこの言葉がありました。

     
 この列伝は伯夷と叔斉という国君の二子が、お二人とも不正不義をとっても嫌う潔癖な方で、お互いに国王に就くことを譲り合い、お二人ともそういう地位から逃げてしまいます。ところが逃げ込んだ先の新天地は、国王がなんとも暴虐非道な人物で、そのためにその国で禄を食むことを拒否します。その結果は当然餓死しかなく、なんとも清廉潔白を絵に描いたような人物のお話です。司馬遷はこの列伝を書きながら、以下のような疑問を抱き、「天道 是か、非か」という言葉をつぶやくのです。その部分の概略、以下のとおりです。

     「”天道”はえこひいきなく、常に善人に味方する」(天道無親、常与善人者邪)といわれているはずなのに、
     現実はどうもその反対のことが多い。だから、私ははなはだ思い惑うのだ――「いわゆる”天道”というのは是
     (正しい)なのか、それとも非(間違い)なのか」余甚惑、傥(尚)所謂天道是邪非邪)」)、と。
     ≪参考≫http://d.hatena.ne.jp/blues1974/searchdiary?word=%2A%5B%CE%F3%C5%C1%5D


 さて、これから、小沢一郎が幹事長辞任する日まで、辞任しないのならば参院選挙の日まで、この「起訴相当」議決という事実が錦の御旗として、黄門様の印籠のように、「ミンイ!」、「ミンイ!」とテレビで、新聞で、ネットで国民に向かってかまびすしく繰り返されるのではないでしょうか。


 でも、ひねくれ者の私はこのいわゆる”民意”なるものを素直に受け取ることができないでいるのです。あの司馬遷の言葉をもじって、「いわゆるマスコミのいう“民意”というのはだろうか、ではないのか」と思ってしまうのです。


 そのように思う私の疑点を、思いつくままに列記しておきます。

 1 告訴団体はどうしていまなお覆面なのか。
 2 10、000、000人を超すであろう有権者からどのようにして11人を選んだのだろうか。しかも全員一致なら、
   小沢は”クロ”と思っている国民は100%なのか。マスコミの世論調査の対象人数も11人あれば事足りるので
   はないのか。
 3 どういう場所でどういう人たちのお膳立てで審議がなされたのだろうか。
 4 検察の調べた資料をそれぞれの審査員が自分で精査する時間と、そして能力があったのだろうか。
 5 だれが嫌疑内容を説明し、この議決文案を作成したのだろうか。
 6 思想・信条にもからむ政治家の案件はいずれかの政治勢力に有利にはたらくので、こうした審査の対象として
   適切なのだろうか。政治家への評価は選挙ですればいいではないのか。(官僚やマスゴミは政治介入、選挙妨害を意図し
   ているのではないのか。

 7 かりに官僚組織の中で官僚たちに囲まれ、官僚たちの思惑を感じる中での審査なら、一般社会人は周囲の目
   を忖度して態度を決めるのではないのか。(現役時代の私ならきっとそうした。
 8 ひょっとしてこれは旧政権を動かし、いまなおわが国の実権を手放していない勢力が、”錦の御旗”を梃子に、
   小沢ー鳩山らのすすめる政治改革を阻止し、あわよくば民主党内の反小沢派、所謂”七奉行”たちが実権を握
   れるように画策し、そういう状況を作って雨後の筍のように生まれた新党も加わえて、少しでも都合のいい次政
   権を擁立しようという深慮遠謀ではないのか。


       (5000千万円の裏金問題よりも、『日本改造計画』で書いてある国民主導の政治改革をしてもらいたい 
       金銭感覚まるきりゼロのネズミ) 

≪追記≫
佐藤優氏の「眼光紙背」にこんな記事がありましたので、一部を貼付して置きます。http://news.livedoor.com/article/detail/4743803/

 筆者は、2月6日夕刻、都内某所で石川氏と会った。そのとき石川氏は、起訴の3日前、つまり2月1日に取り調べを担当した副部長から、小沢幹事長が不起訴になるという話を聞かされたという話に続け、筆者にこう尋ねた。

 「佐藤さん、副部長は『小沢先生が不起訴になっても、検察審査会がある。そして、2回起訴相当になる。今度は弁護士によって、国民によって小沢先生は断罪される』と言っていました。そんなことがあるのでしょうか?」

 筆者は、「あの人たちは、無駄なことは言わない。本気でそうしようと考えているのだと思う。検察官の預言として聞いておいた方がいいね」と答えた。

 現在、起きていることは、国民の選挙によって選ばれた政治家、あるいは資格試験(国家公務員試験、司法試験など)に合格したエリート官僚のどちらが日本国家を支配するかをめぐって展開されている権力闘争である。検察は、エリート官僚の利益を最前衛で代表している。過去1年、検察は総力をあげて小沢幹事長を叩き潰し、エリート官僚による支配体制を維持しようとした。エリート官僚から見ると、国民は無知蒙昧な無象無象だ。有象無象から選ばれた国会議員は、「無知蒙昧のエキス」のようなもので、こんな連中に国家を委ねると日本が崩壊してしまうという危機意識をもっている。しかし、民主主義の壁は厚い。検察が総力をあげてもこの壁を崩すことはできず、小沢幹事長が生き残っている。そこで、ポピュリズムに訴えて、小沢幹事長を叩き潰し、民主党政権を倒すか、官僚の統制に服する「よいこの民主党」に変容させることを考え、検察は勝負に出ているのだ。



また、上脇博之という憲法研究者の「検察審議会の”審査補助員”と自称”審査申し立て人”への疑問」という記事、私の<疑点>3,4の解明を考えるのに、参考になりました。
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51386760.html
 
     

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