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zoom RSS 民主党の「沖縄ビジョン」は”売国政策”なのか

<<   作成日時 : 2010/06/05 21:43   >>

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 民主党に「沖縄ビジョン」という政策文書があることを私は知りませんでした。

 前回はこのブログで「田中宇の国際ニュース解説」に関する文を書きましたが、その中で田中氏に「沖縄から覚醒する日本」(2009年11月4日)という記事があり、民主党に「沖縄ビジョン」という政策があることを知りました。http://tanakanews.com/091104okinawa.htm

 本当だろうかとネットで探してみたら、民主党が2005年に発表した「沖縄ビジョン」というのがすぐ見つかりました。 http://www.dpj.or.jp/okinawavision/

 田中氏は「沖縄から覚醒する日本」という記事の中で、この「沖縄ビジョン」について「民主党沖縄ビジョンのラディカルさ」という見出しをつけて、以下のように書いています。

      実は、沖縄の覚醒を誘発してきたのは、米国の勢力だけではない。日本の民主党自身、以前から沖縄を
     覚醒にいざなってきた。その象徴は、民主党がこれまでに4回改定してきた「沖縄ビジョン」である。最も新
     しい沖縄ビジョンは2008年のものだが、これは鳩山(当時は幹事長)自らが「政権をとったらすぐに使えよ
     うに改定した」と言っているように、過激だった2005年の沖縄ビジョンの言葉を曖昧にしたものである。
      2005年の民主党沖縄ビジョンの行間から湧き出てくる方向性は「沖縄独立」である。05年の沖縄ビジョ
     ンでは、まず琉球王国、島津侵入、琉球処分、という沖縄の歴史を紹介している。(以下、私なりの説明)沖
     縄では明代初期の1372年に琉球王国が建国されたが、王国は最初から中国の冊封国(属国)で、明の
     海外貿易の一部を代行して経済利得を得るために沖縄は統一王国になった。江戸幕府ができた直後の16
     09年に鹿児島藩(島津)が攻めてきて征服され、琉球は中国と鹿児島藩(日本)の両方の属国になる「両
     属」の状態となった。明治維新後の1879年、日本はアジア進出の第一歩として、琉球の両属状態を拒否
     し、琉球王国を廃止して沖縄県を置き、完全に日本の国内化する「琉球処分」を行った。
      05年版民主党沖縄ビジョンは、こうした沖縄の歴史を簡単に綴った後、沖縄は中国などアジアとの深い
     つながりを利用した日本の先端モデル地域になれると書いている。そして、その具体策のキーワードとして
     「自立・独立」「一国二制度」「東アジア」「歴史」「自然」を掲げる。「独立という言葉を使ったのは、日本から
     の独立という意味ではない」と書いているが、私には「沖縄は経済面で日中両属(一国二制度)に戻り、琉
     球処分以前のように、日本本土とは異なる手法で、中国や東南アジア諸国との経済関係を築いて発展せ
     よ。そうすれば、米軍が去った後の経済損失を埋めて余りある」と読める。沖縄の歴史を知る人は、私と同
     じことを感じると思う。だから、この沖縄ビジョンは右翼から「民主党は沖縄を中国に売り渡そうとしている」と
     批判された。
      最近まで、日本人が沖縄人に「両属」に戻ることをそそのかすのは、沖縄人にとって「いえいえ、何をご冗
     談をおっしゃっているのですか」と答えねばならない危険な「踏み絵」だった。私自身、沖縄の老知識人に独
     立心について尋ねて「本土の人はすぐ煽る」とたしなめられたことがある。だが、言語的に見ると、日本語に
     は「やまと語」と「沖縄語」の2種類があるといわれている。沖縄語は「方言」ではなく、本土の言葉とは別の
     沖縄語だということだ。沖縄はもともと、日本(やまと)とは別の存在なのだ。沖縄とやまとを合わせたのが
     日本だとも言える。
      だから沖縄人の心の奥底には「独立」もしくは「自立」「自治」の意識がある。それをやまと人に見透かさ
     れないよう、戦後だいぶ経つまで「独立なんてめっそうもない。本気で日本に同化していますよ。心の底か
     ら日本人ですよ」と答えてきた。だが今後は、世界は多極型になり、各地で地域諸国の統合が進み、アジ
     アでも「東アジア共同体」でEU型の国家統合が試みられるだろう。そうなると、沖縄の伝統たる「両属」的
     なあり方は、沖縄にとっても日本にとっても役に立つものになる。経済的な利益につながる。沖縄には、歴
     史を忘れている人も多いだろう。だからこそ、民主党は沖縄の有識者17人を集めて「琉球処分の取り消し」
     「両属への戻り」的な「沖縄ビジョン」を打ち出し、隠然と沖縄の人々の心を自立にいざなおうとしたのだと思
     える。

 ところで、昨日書いたことですが、この民主党よりも過激な「自立・独立」「一国二制度」の提言を、あの元東大の先生・舛添要一新党改革党首がしていることです。

 それは舛添氏が自民党離党前に発表した「日本新生の秘策「大阪独立国構想」を提言する 「一国二制度」で真の地方活性化を」という提言です。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/446

 この提言、これは私の直感ですが、どうも橋下徹大阪知事と連携したくて思いついた単なるラブコール、そんな気がするのです。その提言を田中氏がなぜ民主党案よりも過激なのかというと、民主党の「一国二制度」というのは、歴史的に日本の外縁部だった沖縄の特殊性をふまえての導入提唱なのですが、舛添氏のは「江戸時代まで日本の中心だった大阪で、この一国二制度をやるべきだと主張する「大阪独立国構想」だからです。


 菅内閣が発足してマスコミの論調はもっぱら小沢一郎の力がどう排除されるかに関心がしぼられていますが、私は内閣人事などには関心はなく、したがって仙石官房長官、枝野幹事長でも、人事はヒトゴトですから、どなたでもいいと思っています。私が関心があるのは、この菅内閣がこれからどのように沖縄問題に対処するのか、これまで進めようとしてきた官僚支配の政治から政治家主導の政治への転換が本当にできるのかどうか、単純ですからその2点だけです。


                 (人事なんかどうでもいいとはいってはみたが、あの偽黄門が菅内閣の最高顧問として
                  毎日テレビに映るのだけはゴメンだ 人を見かけで判断する 人相見ネズミ) 

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