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zoom RSS わが国りーダーは全員参加型がいいのか、それとも権力集中型か

<<   作成日時 : 2010/09/06 14:27   >>

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 さて、3日の朝日新聞社説「民主公開討論―政治観の違いが見えた」にまだこだわって、こりずに素人の政治談議をつづります。今日は以下の社説の文言についてです。

     両氏を分かつのは、「政」の中での権力観だろう。
     クリーンでオープンな民主党を、と唱える菅氏は「全員参加」型の意思決定を唱える。
     これに対し小沢氏は、明らかに権力集中型、トップダウン型である。


 これを下世話な話に喩えていうと、若い女性に「結婚するなら、やさしい男性がいいですか、引っ張ってくれる人がいいですか」ということになるのでしょう。会社員男性になら、「みんなの話をよく聞く社長がいいか、ワンマン社長がいいか」、でしょう。

 私は男性ですから、「結婚するならやさしい女性」、そう答えます。今どきの若い女性、9割はやっぱり「やさしい男性」でしょうか。

 私が会社員なら、「みんなの話をよく聞き、将来展望もしっかりしている社長」がいちばんの理想です。次は、「たとえワンマンでも会社を発展させる明確なビジョンをもち、戦略をもっている社長」です。

 「みんなの話を聞くだけの単なるお人好しで、しかもボンクラ社長」なら、願い下げです。「智恵も信念もない、自分のことしか見えない傲慢なワンマン社長」、これも真っ平です。

 
 さて、現在マスコミ報道でかしがましい民主党代表選挙、あと1週間です。長いですね。見ている方もそろそろくたびれてきました。

 気になる選挙の勝敗ですが、昨今のマスコミ報道だけを見ていると、どうも菅直人の逃げ切りという感じです。私にはまったくわかりませんが、そうなるのかもしれません。

 でも、そうなったらそうなったで、どうせあと2年経つと肝心のアメリカ様がズッコケ、これじゃあアメリカ様と心中するだけだと気づく国民もふえ、やっぱりこの国の仕組みを根本から変えないとダメだと、小沢一郎が20年来提唱してきた政治改革に期待する国民が確実に増える、そう考えるのは私が”小沢魔術”に毒されているからでしょうか。

 今度の代表選で小沢が敗れたら、もう小沢の出番はない、「小沢の政治生命は終わった」そういう人たちが大勢います。私も最初はそう思っていたのですが、今は違います。勝っても負けても、いや負けた場合を考えればこそ、今度の選挙には出馬しておいてよかった、今はそう思っているのです。

 今年一月以来、あの立花隆は3つの雑誌に「小沢は死んだ」と小沢一郎の死亡宣告をしました。ですから、今度の代表選には”死んだ”小沢が出馬しているのです。ですから、たとえ敗れても、すでに死んだ人なのですから、またまた死ぬはずはない、私はそう思うのです。


 そこで菅直人と小沢一郎の違いを、私の小沢一郎理解を整理することで、その思想・信条などを再確認しておきます。

 小沢一郎は昨日の大阪での街頭演説で、「俺にまかせて」みたいな発言をしていました。

 あんな発言をするところが、小沢のカリスマ性で、小沢信者を生む一方で、嫌悪小沢の人たちをつくる所以なのでしょう。良くも悪くも小沢一郎は“ワンマン社長”タイプであり、朝日の言う「権力集中型、トップダウン型」の政治リーダーでしょう。

 そのワンマン小沢一郎が「会社を発展させる明確なビジョンをもち、戦略をもっているワンマン社長」なのか、「智恵も信念もない、自分のことしか見えない傲慢なワンマン社長」なのか。私は前者だと勝手に思い込んでいるのです。


 よく小沢一郎が政権を取って何をしようとしてるかわからない、という人がいます。しかし私は、少なくとも菅直人よりは、いや今の政治家のだれよりもそのやりたいことは明確だ、そう思うのです。

 昨年8月の総選挙で勝利したマニフェスト、表紙はポッポの顔でしたが、中身は直前まで代表だった小沢一郎の考えそのものなのです。きっと菅直人や7奉行の面々はは内心”大”不満だったに違いありません。岡田氏は2005年の自分の作ったマニフェストが一番だ、今もそう思っているに相違ありません。


 私は、小沢一郎の政治信条を理解するいちばん手っ取り早い方法は、17年前の1993年に書かれたあの『日本改造計画』の目次を眺めることだ、単純な私はそう思うのです。

 例えばその第一部は「いま、政治の改革を」です。その第一部には8つの中項目が並んでいるのですが、そのうちの5つは以下のように首相と内閣の権限の強化を唱えたものです。

    無責任国家からの脱却(迷惑な「指導力の欠如 など」)
    大久保、伊藤、原、吉田に学ぶ(明確な使命感・権力の行使をしない危険
    何が国民の利益か(何もきめられない政治 など
    与党と内閣の一体化(官僚が決定権者か・百六十人の議員が政府に・官庁も政治主導で など
    首相官邸の機能を強化(補佐官制度を導入・あくまでも首相が中心 など


 つまり、経済大国といわれているわが国が今後もその地位を世界の国々の中で維持していくには、、「権力集中型」、「トップダウン型」の強力な権限を持った政治のリーダーが首相になって、今日の政治の状況を改革しない限りとてもダメだ。わが国を国際政治の中で「普通の国」、「普通の大国」にするためには首相に権力を集中させるべきだ、その目次を眺めるだけで、小沢一郎のそうした考えは伝わってくる、私はそう思うのです。

 
 小沢一郎が菅直人が首相をつづけたのではいけないと思って出馬をした理由、上記の考えにもとづいて推測するとこうなります。

 このまま菅直人が総理の座にすわりつづけたら、菅総理は官僚といわゆる7奉行に抑えられて、「指導力の欠如」した首相にしかなれない。とても「大久保、伊藤、原、吉田のような明確な使命感」をもった宰相にはなれない。したがって、国民に約束したマニフェストは「何もきめられない」。菅内閣の実権は阿波の古狸が握り、「あくまでも首相が中心」の政治なんか夢のまた夢。きっとそう思ったのです。


 マスコミ大応援団を敵にまわしての今度の代表選挙、小沢が勝つことはきっと容易なことではないのでしょう。

 この選挙戦、小沢に勝ってほしいと思うのですが、勝った後のことを考えると、ひょっとして僅差で敗れた方がベストでは、とも思うのです。

 先にも述べたように、アメリカ様はどの道行き詰まるのです。そのアメリカに小沢が一定の力を示すことで、「日本人は何でも俺様のいうことを聞く人間ばかりとは限らない」、そう思わせることができるのです。

 また、菅と小沢が討論することで、菅直人は小沢のいうことと同じようなことを口に出していっています。例えば「財務省こそムダ遣いの張本人」とか、です。この選挙戦で菅氏が口にしたことはやはり一種の公約、言質なのです。だから、小沢一郎が出馬したことはそれだけで、とってもいいことなのです。だからこそ、マスゴミは出馬前に盛んに出馬をけん制し、出馬したらしたで「開いた口がふさがらない」とわめいたのです。

 ともかく小沢一郎が今回出馬したことで、多くの国民は小沢一郎の生の姿と声を知ることができました。小沢一郎の考えも、理解の程度は様々でしょうが、それなりにわかったはずです。


 今は戦国時代なんかではありません。わが国は民主主義諸国の中でも、成熟した民主主義国家のひとつのはずです。ですから、選挙で敗れたからといって、斬首・流刑なんてことがあるはずもありません。「これで政治生命は終わった」というのは、一種の恫喝、嫌味でしょう。

 そのうち国際政治の潮流も変わり、小沢の政治資金疑惑も「なんだそんなことだったのか」と明らかになるはずです。

 ですから、私は大敗してはいけませんが、僅差で敗れるなら、むしろそれがベストかも、そうも思うのです。必ずしも勝利がベストとは限らない、そういうことです。


     (イラカン、ニゲカン、ブレカン、ダメカン、ウソカン、アホカン、ア・カン、アキカン、トンチンカン、カンカラカン、
      草冠なしの“”に、「よこしま」な“”、“”、昨日はついに木偏の”” 空き缶拾いのホームレス・ネズミ


≪参考≫
 小沢一郎が17年前の1993年に書いた『日本改造計画』、その目次の大項目と中項目のほぼ9割を掲載しておきます。(小項目の一部はカッコ内

 第一部 いま、政治の改革を
    無責任国家からの脱却(迷惑な「指導力の欠如」など
    大久保、伊藤、原、吉田に学ぶ(明確な使命感・権力の行使をしない危険
    何が国民の利益か(何もきめられない政治 など
    首相官邸の機能を強化(補佐官制度を導入・あくまでも首相が中心 など
    与党と内閣の一体化(官僚が決定権者か・百六十人の議員が政府に・官庁も政治主導で など
    なぜ小選挙区がいいのか
    全国を三百の市に(地方分権基本法を制定・身近なことはすべて地方で・権限も財源も移す
    生かされていない官僚の頭脳

  第二部 普通の国になれ
    日本の責任と役割(「普通の国」とは何か など
    平和創出戦略への転換
    国連中心主義の実践
    保護主義のマナから救え(自ら積極的に市場開放 など
    「アジア・太平洋閣僚会議」の常設
    対外援助の積極的「使い方」

  第三部 五つの自由
    東京からの自由(都市に住宅、地方に雇用・遷都のすすめ など
    企業からの自由(個人に厳しい税の仕組み・ 所得税・住民税を半分に など
    長時間労働からの自由(1800時間を実現するために など
    年齢と性別からの自由(高齢者の能力を活用・女性も選択が可能な社会を など
    規制からの自由(管理型行政からルール型行政へ・企業も個人も自己責任で など



 よろしかったら「小沢一郎をどう評価するか」もお読みください。
 http://lailai-hanyu.at.webry.info/201008/article_15.html


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資質のない人が首相になった―「一歩後退、二歩前進」
 9月14日午後3時半過ぎ、民主党代表に菅直人氏が小沢一郎氏に230ポイントの差をつけて、代表に選ばれました。しばらくは“資質のない人”がわが国の舵取りをすることになりました。 ...続きを見る
日日是生日
2010/09/14 17:27

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内 容 ニックネーム/日時
<この選挙戦、小沢に勝ってほしいと思うのですが、勝った後のことを考えると、ひょっとして僅差で敗れた方がベストでは、とも思うのです。
 先にも述べたように、アメリカ様はどの道行き詰まるのです。そのアメリカに小沢が一定の力を示すことで、「日本人は何でも俺様のいうことを聞く人間ばかりとは限らない」、そう思わせることができるのです。>・・・との記事を読んで、
そう云う考えもあるか?と、思いました。
今、脱アメリカ(当然、脱官僚主義)をやらなければ、日本の将来は無いと思います。
少なくとも、米国に、日本人の断固たる意志(いつまでも、云うがママで無いこと)を示すべきと思います。
(内心は、米国に親戚が多く、複雑な心境ですが・・・。)
mohariza
2010/09/06 20:01
 私はいつも最悪を考えて行動する人間なので、ついこんなことを書いてしまいました。
 小沢陣営には最後まで手抜きせずに頑張ってもらいたいのですが、<今、脱アメリカ(当然、脱官僚主義)をやらなければ、日本の将来は無い>と深刻に考えなくてもいいのではないか、私はそう思うのです。
 なお、<アメリカ様はどの道行き詰まるのです>と書いた根拠は、預言者ともいわれている副島克彦氏の「学問道場」記事からのヒントでした。
damao
2010/09/06 20:38
でも小沢の行動力で外国人参政権が実現してしまうと、日本人は困りますね。日本人が参政権を当然にして与えられる外国などありません。

小沢さんは何かをやった実績は無く、しょせん壊し屋で、危ない人だと私は解釈しています。ひたすら政界再編を夢見ています。
通行人
2010/09/07 03:14
リーダーにはトップダウンと全員参加との2種類あって、小沢がトップダウンということまではわかるのですが、菅って本当に「全員参加型」と言うに値するのでしょうか。そもそも、「リーダー」としての適格性を問題にする必要があると思います。
争点の単純化は、往々にして誰かを陥れ、誰かのためにする政治的意図があるものですので、ぼくとしてはこのパラダイム自体、ノーです。
tesa2
2010/09/07 14:53
 小沢の外国人参政権、私も疑問です。
<ひたすら政界再編>、この点、私にはちょっと理解不能です。

 <菅って本当に「全員参加型」と言うに値するの>、そう指摘されればそうですね。消費税唐突発言、小沢排除の7奉行重視。見かけは人の話をよく聞きそうに見えるのですが、耳を傾けるのは自分に有利な方だけ、そんな感じもします。
damao
2010/09/07 19:38

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