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zoom RSS ある中国人の“小泉首相評価”

<<   作成日時 : 2006/08/07 13:26   >>

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 日本に住む中国人ジャーナリストである張石という人が「中国不可“不以小泉為對手”」(中国は“小泉首相相手にせず”という態度は間違い)という論評を、中国語新聞『中文導報』8月3日号に書いている。以下にその要点を紹介する。



 張石氏は、まず、中長期の観点からみて、“小泉首相相手にせず”という態度は将来を見据えた外交政策ではない。なぜなら、人間関係や物事というのはプラス面とマイナス面とを同時にみなければならないという原則に則していないから。小泉首相の5年間には以下のような評価すべき点があるのだ。

(小泉首相のプラス面)

1 小泉首相はすぐれた改革者であった。彼は新しい自由主義政策を推し進め、日本経済を  改革し、日本の利権的な構造を打破した。

2 歴史認識の問題について、日本のアジア侵略や植民地支配に対する深い反省と切なる謝 罪の言葉をはっきり口にしたのは自民党首相の中では、小泉首相一人である。1995年の8月15日に全国戦没者追悼式での村山首相の談話を、その後の橋本、小渕、森の各首相は談話で「植民地統治と侵略」、「謝罪」という文字をぼかしたが、小泉首相は2005年の談話の中で、村山談話の中のこの表現を復活させた。

3 また2005年10月17日の国会答弁の中で、「A級戦犯は戦争犯罪者である」と認めた答弁もしており、これも自民党の首相としては前代未聞の発言である。

4 靖国の問題については自己弁護をしているが、それ以外の点ではなにも中国を非難したりしてはいない。2000年以後の中国の経済発展にかかわり、“中国脅威論“が広がっていたころ、小泉首相は「中国の発展は日本にとっては脅威ではなくて、中国の発展は日本にとってもチャンスだ」と喝破した。

5 教養の面から見ても、小泉首相は中国文化を身につけている。彼の父親小泉純也氏の政治信条は、孔子の「吾道一以貫之」(わが道は一もつて之を貫く)であったが、息子の小泉首相もその考えを受け継いでいる。2001年、小泉首相が中国を訪問し、中国人民抗日戦争記念館で書いた2文字は、「忠恕」(まごころとおもいやり)という孔子の言葉であった。



 張石氏の文は、今、半分をすこし過ぎたところだが、このあとを要約すると、以下のような内容だ。

 2001年盧溝橋で献花し参拝し、過去の戦争について謝罪した首相を、当時の江沢民主席はこれでこの問題は解決したと安心したらしい。ところが、被害者に対して率直に謝罪の意を表した同一人物が、その翌年の2002年4月21日には加害者にも同じように頭を下げた。このような行為は中国人にとっては信義に反する信じられない行為であり、理解できない驚きであった。
 
 その理由を張氏は日本も中国もともに仏教国ではあるが、中国の仏教は道教を基盤としており、日本は神道を基盤にしている。道教には勧善懲悪という地獄の観念があるが、日本の神道にはそうした観念はない。したがって、神道を基盤とした日本の仏教もまた親鸞上人のように「善人なほもて往生を遂ぐ、いはんや悪人をや」という言葉があるように、死者の“罪”にたいする意識は弱い。死者に対する考え方に大きな違いがあるからだ、という。



 さらに、張氏は予測する。次は安倍内閣になるであろう。しかし、安倍内閣は次の参議院選挙の結果次第では短期で終わる可能性もある。そのあと、だれが日本の首相になるか。人気の高い小泉純一郎氏が、再び日本の首相に就くことも十分考えられる。首相に就任しないまでも、“キングメーカー”としての小泉氏の力はつづくにちがいない。だから、中長期的にみて、「“小泉首相相手にせず”という中国の態度は間違っている」、と説く。


(サテ、日本ノミナサンハ、イカガデスカ。)



                             (ときに嫌中、ときに反日の野良ネコ)



((注))

(孔子)曰: ”参 乎! 吾道 一 以 貫 之。”
曾子 曰: ”唯。”
子 出。  門人 曰: ”何 謂 也?”
曾子 曰: ”夫子 之 道、 忠恕 而已矣。” (『論語』里人第4)


(日本語訳)
(孔先生が)おっしゃった。「曾参よ。わたしのやり方はただ一つのことで、貫かれているのだよ。」
曾参は答えた。「はい、わかりました。」
孔先生は出て行かれた。
門人たちが曾参にたずねた。「(先生のお言葉は)どういう意味なんですか。」
曾参は答えた。「うちの先生のやり方は忠(まごころ)と恕(おもいやり)、ただこのことだけだ。」









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