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zoom RSS 教育に「愛国」はよくて「愛人」はいけない理由。

<<   作成日時 : 2007/01/13 15:21   >>

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前回ブログで「教育再生は愛国教育プラス愛人教育を」と書いたら、夢の中で賛否両論のコメントをいっぱいいただいた。(現実はゼロで、読んでくれた人もせいぜい10数人か。)

お叱りのコメントは「ふざけている。愛人の意味も知らないのか。」というもの。

そこで、“似而非ジャパニーズ”は考えてしまった。「どうして日本人は愛国国を愛すると読み取るように、愛人というのを、文字どおり、人を愛すると読み取らないのか」と。


そこで、他県に住む、時ににわか神主にもなるM君に長距離電話で尋ねてみた。

「漢語というのはもともと庶民にとっては非日常の世界のことを、お上が言うときに用いた言葉さ。だから、漢語を日常の世界に用いるときは、庶民はチンプンカンプン(珍文漢文)だから、意味を取り違えてしまったのさ。」と、わけのわからないことをいう。

「昔から漢語を使う輩は、“からごころ”の連中なの。“やまとごころ”をもった本居宣長のような、まっとうなヤマトの民はむかしから漢語はきらいなのよ。だから、漢語はりっぱだと思っている“親中派・媚中派”の鼻を明かすために、皮肉をこめてわざとそんな使い方をしてみせたのよ。」

まあ、M君のいうことがいくらかわかってきたが、ただ、その説が正しいかどうかは判断できない。


 
ところで、昨日の地元の新聞に、インテリ官房長官の記者会見の説明に、ある主婦の方がこんな投書で苦言を呈しておられた。

≪「センシティブ」「インテリジェンス」「エクスパティーズ」とは、どんな意味を持つ英語なのか、さっぱり分からない。……私のように大多数の国民が日本語しか理解できないことが無視されたようで、不愉快な思いをさせられた。……。≫


そういえば、「美しい国づくり」を強調される安倍首相もカタカナ語を多用されるみたいだ。


所信表明演説だったか、「戦後レジームからの脱却」といわれたので、恥ずかしながら、「レジーム」という語の意味がわからなかった。いまでもよくわからないのだが、調べてみたら「Ancien régime(仏語)旧体制・旧秩序」のことらしい。おかげで、わざわざそんな言葉をつかった潜在意識はなへんにありや、と余計なことを、一晩、詮索してしまった。


また、考えてみると、わたしには「脱却」という漢語も問題だ。なぜなら、日常会話でこんな漢語・動詞はわたしは使わないから。


仮に「レジーム」を「古い秩序」と理解し、「脱却」を「@ぬぎすてること。すて去ること。A(好ましくない状態から)ぬけて出ること。のがれること。」(『広辞苑』)と、語義どおりに理解するとどうなるのか。

これは戦後60年の全否定につながる表現ではないのか。戦後の60年を全否定したい人もいるかもしれない。50%くらいは否定したいと思っている人もいるかもしれない。20%くらいはまずかったが、戦後60年銃弾1発打たずに過ごしてきた点はよかったと思っている人もいるかもしれない。

首相の真意が、戦後否定のどの段階か、というのはさておき、みなさんはどう受け取られたのであろうか。まあ、多くは非日常のことなので聞き流されたことと思うのだが。



そこで、暇なわたしが考えて、出した結論はこうだ。


デモクラシーの政治指導者はふつうの国民がわかることばで、常に話しかけるようにしてもらいたいということ。

ということは、やたらに、本来の日本語ではない、日本人の日常語ではない、誤解されやすい漢語とかカタカナ語を用いないでほしいということ。

ただ、いま急に漢語とかカタカナ語を全面禁止にすると、わたし自身もこのブログを書くことができない。せめて、漢語やカタカナ語はそれにかわる和語がないときだけに限ってもらいたい。新しい事物の名称、つまり名詞は、本来の和語として存在しないはずだから、これはいたしかたない。しかし、動詞はだいたい言い換えられると思うので、漢語やカタカナ語の動詞表現はデモクラシーの政治家は禁句にする、そのようにしていただきたい。


4日もかけてそう考えたのだが、みなさんのご賛同を受けるのはやっぱりムリか。

                           (本年は従来の生活方式から“脱却”して、驚異的“飛翔”を期す ネコ) 


≪追記≫
似たようなことを7月のこのブログでも書きました。(「愛国心のについて」)
http://lailai-hanyu.at.webry.info/200607/article_1.html

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