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zoom RSS 米国の核の傘は絶対必要なのか(読売社説への疑問・その3)

<<   作成日時 : 2007/07/09 10:38   >>

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(7月4日付けの読売社説「防衛相辞任 冷静さを欠いた『原爆投下』論議」について、4点ほど疑問があるという一文を5日に書き、その補足を6日と8日にしました。今回は補足・その3です。)

読売社説に対する3番目の疑問点は以下の個所です。

3 …、野党側は、「米国の主張を代弁するものだ」「『しょうがない』ではすまない」などと感情的な言葉で久間氏の発言を非難するばかりで、冷静に事実に即した議論をしようとしなかった。


この3は補足の1と同じことなので、補足説明は省略し、4番目に疑問として挙げた以下の個所について補足します。


4 疑問なのは、民主党の小沢代表が、安倍首相との先の党首討論で、原爆を投下したことについて、米国に謝罪を要求するよう迫ったことだ。
 首相は、核武装化を進め、日本の安全を脅かす北朝鮮に「核兵器を使わせないために、米国の核抑止力を必要としている現実もある」として反論した。
 当然のことだ。日本の厳しい安全保障環境を無視した小沢代表の不見識な主張は、政権担当能力を疑わせるだけだ。



これについてわたしは以下の感想を付記しました。

特に4番目なのですが、わたしはこの党首討論なるものを視聴していないのでどういうことだったのかわかりません。ただこの文言からだけで考えると、わたしにはこう聞こえるのです。

わたしたち日本人はアメリカの核の傘で守られているからはじめて平和な暮らしができているのです。それなのにアメリカにいいたいことをそのまま言ったりして、アメリカが日本を守るのはヤメタといわれたら、わが国はどうなるのですか。そこのところをわたしたちはよく考えて言動に慎みなさい。」

アメリカの核の傘がないとしようがない国なのですね、日本は。




このわたしの感想に対してご批評の記事とコメントをいただきました。


INA blogさんの記事(「社説「防衛相辞任」への疑問」に関して・5日)

「読売社説「防衛相辞任」への疑問」を読んだが、……、何が疑問なのかが示されておらず、疑問点がわからない。
唯一、明示されている疑問も、論理の飛躍もさることながら、「党首討論なるものを視聴していない」と断るぐらいなら、疑問を呈する必要もない。確認が取れていないことを推論で述べている。……。

Suzuranさんのコメント
小沢氏の米国への謝罪要求も今の国際状況下でなされるべき発言だったとは思えませんでした。しかし久間氏が「原爆投下はしょうがなかった」と言いたかったのでないことは理解できる。

藍愛和さんのコメント
4  > 首相は、核武装化を進め、日本の安全を脅かす北朝鮮に「核兵器を使わせないために、米国の核抑止力を必要としている現実もある」として反論した。 > 当然のことだ。日本の厳しい安全保障環境を無視した小沢代表の不見識な主張は、政権担当能力を疑わせるだけだ。 二人はこの問題で4回の質疑応答をしたと聞いています。その一部を抜き出して,自分勝手に文章を創作し,一方を否定しています。この論法を使っていると,誰もあなたを信用しなくなることを恐れます。



小沢代表が安倍首相に謝罪を要求するように迫ったというこの点については、いまの日本を取りまく状況を判断し、責任も持って政権を担当する者としては、安倍首相の回答がきっと当然なのでしょう。いまの日本の置かれている状況を軽く考え、日本の危機を感じ取れない小沢代表に政権をまかせたとしたら、日本はとんでもないことになるということなのでしょう。だから、日本の厳しい安全保障環境を無視した小沢代表の主張は不見識極まりなく、政権担当能力を疑わせるだけだという結論になるのでしょう。


わたしがあの社説に反発したのは、いまのわたしは民主党を応援しようと思っているので、まるで中川秀直幹事長でもいいそうなことを、マスコミは政権与党にはもっと厳しくあってほしいとわたしは期待しているので、そのような飛躍した判断をしてしまったようです。あの番組をわたしは見ておりませんので、ここは読売の社説が正しかったと謝っておきます。



ところで、このような論議を通してわたしはまたまた疑問がわいてきているのです。

それは日本にとってアメリカの核の傘は絶対に必要なのか。アメリカがヤメタといったら1億2千萬の日本人はたちまち世界の難民の仲間入りをするのだろうかということです。


この前、ベトナムに遊ぶに行ってきましたが、あの国は一体どこの「核の傘」に入っているのでしょうか。


                           (「われ疑う ゆえにわれ あり」と思っている 哲学者 ねこ)

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>それは「日本にとってアメリカの核の傘は絶対に必要なのか。アメリカがヤメタといったら1億2千萬の日本人はたちまち世界の難民の仲間入りをするのだろうか」ということです。

とありますが、難民にはならないでしょうが、近隣には危険な国があります。また、憲法9条との兼ね合いから、わが国は交戦権があるのかどうかといえば、自衛権のみあるという見解ですから、攻撃された場合に同盟国を頼らざるを得ないという状況になります。自衛は自分でするが、反撃は他国に頼むというのが日本のスタンスです。自衛しかできないが攻撃を受け続けていたのでは自衛といっても被害が拡大するためです。
で、ベトナムの件ですが、留学生のグエンさんの話では、ベトナムでは国民皆兵制で自国に不利益になる場合には先制攻撃も行う権利もあり、今までにもラオスやカンボジアに対してその権利を行使してきている歴史があるそうです。さらに、ベトナムにとって近隣で脅威なのは、中華人民共和国のみです。そことも、長年の友好関係があり、その他の国はベトナムより弱小といえます。日本とは比較にはならないと思います。
hina
2007/07/09 10:51
はじめまして。
このあたりを読むといいかと思います。

「日本人のための戦争論」
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/1217/H_4.htm

簡単にまとめると
戦争の起こるのは次の条件が全て満たされたときである。

1)  何らかの政治問題が発生している。
2)  その問題を、交渉で解決できなかった。
3)-1 相手国に戦争を仕掛け、勝利できる見込みがある。
3)-2 その戦争によって生じる損失より、その問題の方が重要である。

もし報復兵器としての核を持っていれば3)-2の損失が莫大な物になり、戦争を行うことでの利益が吹き飛ぶ、そう言う意味で核は最後の戦争抑止力です。

但しこの抑止力は同時に侵略を行う力でもあることが問題です。
mastacos
2007/07/11 15:06
ただし現在の日本はそこまでの抑止力が必要かと言うと確かに疑問です。
が、必要になったときにそれを求めてもすぐ手に入るかどうかは判りません。
そう言う意味で保険ですね。

また抑止力については同じサイト内のここも参考になるかと思います。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/1217/H_6.htm
mastacos
2007/07/11 15:07

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