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zoom RSS 福島県元知事・佐藤栄佐久氏はなぜ受け入れた福島原発ブルサーマルを撤回したのか

<<   作成日時 : 2011/03/15 22:39   >>

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 福島県知事を5期務め、2006年、実弟の絡む汚職事件で逮捕された佐藤栄佐久氏は、在任中、福島第1原発と女川原発でのプルサーマル計画をめぐり、1998年には全国で初めてプルサーマルの受け入れを表明しますが、2002年には撤回し、国と対立しました。

 その後の福島県は昨年の2月16日、県議会本会議で東電福島第1原発3号機のプルサーマル受け入れを条件付で了解したのだそうです。

 その議決2日前の河北新報のインタビューに、佐藤栄佐久氏は以下のように答えていました。

   プルサーマル計画大詰め 佐藤栄佐久前福島知事に聞く  【国民関与の仕組みを 再処理工場操業が前提】

    福島県の東京電力福島第1原発(大熊町、双葉町)と宮城県の東北電力女川原発(女川町、石巻市)でのプ
   ルサーマル計画をめぐる議論が、両県で大詰めを迎えている。福島県は1998年、全国で初めてプルサーマル
   の受け入れを表明し、2002年に撤回した。当時の知事で、国の原子力政策に地方から警鐘を鳴らし続けた佐
   藤栄佐久氏に、原子力と地域とのかかわりなどを郡山市の自宅で聞いた。

   ――知事時代、原子力をめぐって感じたことは。
    「端的に言えば、隔靴掻痒だ。大事な問題に県や立地自治体は関与できない。国は本当に無責任なところ
   がある。福島第1原発の使用済み核燃料貯蔵プールの設置を93年に認めた際、国は2010年には、青森県六
   ヶ所村の再処理工場に続く第2再処理工場が稼動し、燃料は搬出されると約束したが、1年後に覆した」
   「六ヶ所村の再処理工場でさえ、まだ本格操業されていない。『廃棄物処理は福島と青森で相談すればいい』
   と放言した通産省(当時)の課長すらいた」

   ――では、いったんなぜプルサーマルを受け入れたのか。
   「不信感は常に底流にあったが、廃棄物処理をめぐる法整備を国に強く求め、約束を取り付けた。それなりに対
   処してくれたので、プルサーマル用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の品質管理徹底など4項目
   を条件に認めた」

   ――02年に白紙撤回するまでの経緯は。
   「99年の燃料データ捏造に始まり、茨城県東海村の臨界事故、再処理工場の度重なる計画延期、01年の東
   京電力の一方的な電源開発凍結宣言…。結局、4項目の条件は一つも守られなかった。とてもプルサーマル
   を実施する状況ではなく、02年の東電の原発トラブル隠し発覚で大爆発した」

   ――プルサーマルを今、どう考えればいいのか。
   「原発の問題を県と電力の間の約束にしては駄目だ。国を引っ張り出さなければならない。使用済みMOX燃料
   をいつどう処理するのか、国が明確に示さないと、福島県が捨て場所になる」
   「原子力政策はいまだに政府の専管事項。国民や国会議員がもっと関与できる形にする必要がある。政権が
   交代した今こそ民主的な決定システムに変える好機。福島県が積極的に提言していくことが重要だ。急いで
   結論を出す必然性はない。せめて再処理工場が本格操業し、行方を見極めてからでいいのではないか」

   ――国などの取り組みに対する評価は。
   「95年に事故を起こした『もんじゅ』を、また動かすという最近の結論をみても疑問が残る。原子力安全・保安院
   を経済産業省から分離していないという問題もある。分離は原子力の安全を語る際の大前提だ」
   「原子力をどう扱うかは、その国の民主主義の尺度となる。原子力政策は国民が決定に絡み、了解しないと動
   かない。押しつけでは国民的合意が出てこない。最終処分場の問題が非常に難しくなっているのは、そこに原
   因がある」(平成22年2月14日付河北新報掲載)
 


 さらにに佐藤栄佐久氏の公式サイトには2009年11月 8日、12日に「経産省からの保安院の分離とプルサーマル推進は全く別の問題である」という長文の記事がありました。

 佐藤栄佐久氏が国の原発行政に知事として異議を唱えていたのは、なんとしても原発を推進したい経済産業省と万一の事故から住民の安全を守るはずの原子力安全・保安院が分離してないからです。原子力行政もまたエセ民主主義の官僚”お手盛り”自由主義世界なのですね。

 http://eisaku-sato.jp/blg/2009/11/000024.html(経産省からの保安院の分離とプルサーマル推進は全く別の問題である【1】)
 http://eisaku-sato.jp/blg/2009/11/000025.html(【2】)


 また佐藤栄佐久氏は3月26日(土)〜27日(日)「ふくしま原発40年とわたしたちの未来」というイベントの第1部「ふくしま原発の40年〜原子力の夢と核廃棄物」という全国市民交流会で、「原発と地方自治」というテーマで講演する予定になっていました。

 どんなお話をされる予定だったのでしょうか。

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原発賛成から拒否に転じた佐藤栄佐久氏の声に原発推進派はどう答えるのか
 私は経済専門家ではないので、原発が私たち日本人の将来の生活にどのくらい寄与するものか、確信を持って予測することはできません。また原発問題には無知無関心でしたから、かつて原発問題を取材されていた池田信夫氏のように「自動車や石油火力は原発よりも危険だ」と断言されても、そうなのかそうでないのか、判断する特別な根拠はなにも持ってはいません。http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51693454.html ...続きを見る
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2011/04/05 21:54

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内 容 ニックネーム/日時
NHKの 番組によれば 佐藤栄作は67年の中国核実験に危機意識を抱き、日本も核爆弾の製造ができないか模索したそうです、その時期 箱根で当時の西ドイツの閣僚とも秘密会談を行い、アメリかにも相談しましたが 万が一の時にはアメリカが守るからと約束を取り付けアメリカの核の傘の下に入る事で「非核三原則」を掲げたと言われています、佐藤栄作は個人的には核爆弾を保有すべきだとの考えで 当時 減量となるプルトニウムを製造できるのは稼働し始めたばかりの東海村原電だったそうです ノーベル平和賞授与どころか全く逆の事をやっていたわけです、今回の福島原発は、低い浜辺に危険な核施設を隣
接して建設するなど、非常に無責任で危険な計画を実行しました、建設には日本の大手プラントメーカー 電気産業 鉄鋼メーカーなど あらゆる業者が飛びついた形です、造船できなくなった分 原発製造が日本の主力産業になってしまいました。
今回の大地震と津波は人類に対する 地球からの警告です ウランを濃縮して熱源にするなど危険な事はもうやめろ! という警告だと思うのです。続く余震も 早く人類は降伏しろ 原発を放棄しろと 訴えているとしか思えません。
被災地の方々は本当にお気の毒です 何の罪もない方々が どうしてこのようなひどい目に遭わなければならないのか 一体何の意味があるのか、、、 奇しくも 広島 長崎に続き 福島も被爆地となりました、世界中がこの大災害を観て 原発廃止に動いてくれる事を切に願うものであります。
人類に核物質は制御し切れないのです、いつまで同じ過ちを繰り返すのか、毎日悲しくて仕方がありません。日本は昔の農業国に戻れば良いのです 電力使用量を削減しよう 食料生産の大地 国土を守るのがこれからの日本人に残された選択です。原発などという恐ろしいものは設置してはならないのです。
原発廃止しよう!
2011/03/18 04:24
3/18のコメントの方は、佐藤栄作(61〜63代総理大臣)と佐藤栄佐久(前福島県知事)を同一人物だと思っていますか??
別人物ですからねー!
3/18のコメントの方!
2011/04/02 21:09

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